インタビュー
2019年3月18日

NMB48・川上千尋「アクセルジャンプができたときはすごくうれしかった」(前編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#19 (2/3)

リンクでの練習だけでなく、筋トレやバレエも

――初めて大会の出たのは?

それも小学2年生のときですね。全関西大会に出場しました。順位は30人中15位。自信満々だったので「メダルを取ってやる!」くらいの意気込みだったんですけど全然ダメでしたね(笑)。でも、このときにヤバいと思ってより練習をするようになりました。

――どれくらい練習するようになったんですか?

毎日ですね。それで半年後には全大阪大会の初級のクラスで2位になれました。たくさん練習してよかった、もっと練習しようと思えたのを覚えています。

――これまで出場した大会でいちばん成績がそのときの大会ですか?

いえ、小学4年生のときに出場した全関西大会と全大阪大会ですね。そのときは4級のクラスにいたんですけど、常に表彰台を狙える順位にいられるようになっていたので。

――全大阪大会の2位の方がいい成績なわけではないんですね。

順位だけなら2年生の全大阪2位のほうがスゴいんですけど、初級と4級では順位の意味合いが全然違うんです。4級の方が上手な子たちが多いから。

――毎日どんなスケジュールで練習をこなしていたんですか?

日によって異なるんですけど、スケートリンクで滑るほかに、ストレッチや筋トレをしたり、リンクの外でダッシュをしたり。あとはバレエのレッスンも受けていましたね。

――コーチに教わるときはどんな練習を?

実際の演技を見てもらって、細かい部分を教えてもらってましたね。例えば、ジャンプの着地のときは胸を張って前を向いた方が自信があるように見えて美しいんですけど、私は顔が下を向いてしまったり、手足もだらんとしてしまう傾向があったので、そういうポイントをひとつずつ直していきました。

――すごく細かいところまで修正していくんですね。

はい。しかもレッスン以外の時間も気が抜けませんでした。練習の仕方が間違っていたり、他の選手をぼんやり見ているのがバレると遠くから怒られるんです。ヤバイ、見られてたんか……みたいな(笑)。

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