NMB48・川上千尋「今でもフィギュアスケートの練習は続けてるんです」(後編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#19 (1/4)
スポーツにガチで打ち込んだ経験を持つアイドルに、その思い出や競技の魅力について語ってもらうインタビュー連載「アイドルと、スポーツと、青春と。」。
今回お話を伺ったのは、大阪・なんばを拠点に活動するNMB48の川上千尋さん。大きな瞳のアイドルフェイスで、ほんわかしたムードを漂わせている彼女ですが、ステージ上ではしなやかなダンスやブレないターンを披露しています。
こうしたスキルの基礎となったのが、小学校1年生から8年間続けたフィギュアスケートでした。過去には「全関西フィギュアスケート選手権大会」で2位の実績を持ち、オリンピアンの宮原知子選手と同じ大会に出場した経験も!
後編では、NMB48に加入した経緯や、フィギュアスケートの経験がアイドルの活動にどう活きているのか、語ってもらいました。
浅田真央さんに花束を渡したのは夢のような出来事だった
――小学生の頃、浅田真央さんに花束を渡したことがあるそうですね。
はい。2009年に全日本選手権が大阪で開催されたとき、五輪代表選手に花束を渡す役割を任されました。
――どうして川上さんが選ばれたんですか?
そのときは小学校4年生だったんですけど、ちょうどいろんな大会でいい成績を出していて。近畿大会でも上位6人に入っていたんです。それで選ばれました。あみだくじで誰に渡すかを決めたら、浅田真央さんの担当になって。
――間近で会う浅田さんはどうでしたか?
ものすごく緊張したんですが、花束が良い匂いだったこと、あと浅田さんから「ありがとう、頑張ってね」と言葉をかけてもらったのを覚えてます。
――その後、NMB48に入ってから、テレビ番組で浅田さんと再会していました。
『NMBとまなぶくん』(関西テレビ)に浅田真央さんと舞さんが出演されて、握手してもらって泣いてしまいました(笑)。
――過去に花束を渡していたことについて何か話しましたか?
緊張して何も話せなかったんです……。
――浅田さんについて、他に覚えていることはありますか?
花束を渡したときの大会では、浅田さんが「仮面舞踏会」を演技されている時期で。私がいちばん好きなプログラムだったので、興奮しながら見ていましたね。しかも、その大会は浅田さんの他にもスゴい選手ばっかり出場していたんですよ。高橋大輔さん、織田信成さん、小塚崇彦さん。あと、まだ有名じゃなかった頃の羽生結弦さんも。オールスターという感じで、みんなオーラがすごかったです。