インタビュー
2019年3月25日
NMB48・川上千尋「今でもフィギュアスケートの練習は続けてるんです」(後編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#19 (2/4)
フィギュアスケートの道からNMB48へ
――フィギュアスケートをやっていたところから、どうしてNMB48に入ろうと思うようになったのでしょうか。
大会によっては6位まで表彰されるんですけど、メダルをもらうためにはさらに上を目指さなくてはいけなくて。それで少しずつモチベーションが低下していったというか、「毎日同じことをやってても意味あるのかな……」って意識になっていったんですね。
――そういう気持ちの落ち込みもあり、徐々にスケート以外のことに興味が移っていった?
フィギュアスケートをやってるときからファッションに興味があって。よく雑誌も読んでいました。いつもジャージばかり着ていたから、かわいい服を見るのが好きだったんです。
――どんな雑誌を読んでいたんですか?
「ピチレモン」(学研プラス、現在は休刊)をよく読んでいましたね。そのときは前田希美さんに憧れていました。読者モデルにも応募して、1回だけ雑誌に載ったこともあるんですよ。ちょっと前に見返したら、同じページにNMB48の武井紗良ちゃんも載ってたのでびっくりしました(笑)。
――そこから芸能界にも興味が強くなっていった、と。
いろんな事務所のオーディションを受けていたんですけど、合格してもレッスン料が高いところばっかりで。無料のところがあったらいいのに……と思ってるときに買った雑誌にNMB48のオーディション情報が載っていて、締切が2日後だったので、思い切って受けてみることにしました。
――そこでスケートを辞めることにしたんですね。
いえ、NMBに入った頃はまだスケートのレッスンも続けていました。でも、NMBが忙しくなってからは両立ができなくなってしまって。悩んだ時期もあったんですけど、どちらかを選ばないとダメなんだと思って、アイドルの道を選びました。