2017年11月4日

「また一つ強くなれました!」。台風直撃で過酷度MAXの「リーボック スパルタンレース」に密着 (1/3)

 “世界最高峰の障害物レース”の異名を持つ「Reebok Spartan Race(リーボック スパルタンレース)」。5月の日本初上陸に引き続き、第2回のレースが10月21日にさがみ湖プレジャーフォレストで開催されました。

 当日は記録的な勢力を誇った台風21号の影響で、冷たい雨が打ち付ける最悪のコンディション。コースを含めた会場のほぼ全域が、降り続く雨の影響で文字通りの泥沼と化した過酷な環境下で、前回以上のタフな戦いに挑む参加者たち。

 今回はリーボックONEアンバサダーとしても活動するパーソナルトレーナーの鳥光健仁さんが、自らチームを率いて参戦。そのチームの奮闘に密着してきました!

初参戦者が多数。チームで挑むスパルタンレース

 出走前、降りしきる雨の中集まってくる「RUN BUDDY MAKE」のチームメイトたち。足元はすでに泥だらけですが、テンションはみんな高い!

 驚いたのは鳥光さんのチームは女性の参加者が多いこと。一般男性でもキツいこのレース、どんな気持ちで出走を迎えるのかと思いきや……。

「まさかこんな状況になるとは思ってなかったですけど(笑)、先に出走している人たちを見ても楽しそうだよね!」
「せっかくだから大人の運動会を楽しもうと思います!」
「とにかく楽しんで、ケガなく完走できれば!」

 と、みんな笑顔が絶えません。

 もはや腹を括って開き直るしかないという状態です。

▲チームのリーダーである鳥光さん(写真中央)

 出走前に鳥光さんに話を伺うと、「今回は僕のトレーニングで教えている方と、その繋がりで20名弱の方がチームとして参加していただいてます。天気は悪いんですけど、やっていくうちに必ず汚れていくので(笑)。晴れてる日以外でも楽しめるスポーツということで、逆にそれを楽しみながら、ケガなく誰一人欠けることなく、みんなで笑顔でゴールできるように頑張ります!」と力強い言葉が。

 出走までにチーム全員で気持ちを高め……。

 いよいよ出走です!

 今回RUN BUDDY MAKEが参加するSPRINTというクラスは、5km強の距離に20以上の障害が設定。それらをクリアしてゴールに向かいます。基本、全ての障害物をクリアする必要があるのですが、万が一クリアできないときは、ペナルティとしてバーピー(※筋力トレーニングや有酸素運動として行われる全身運動)を30回行うと通過とみなされ、次の障害へ向かうことができます。

 今回はチームで参加ということで、このバーピーの回数もチームメイトがシェアすることが可能です。例えば女性がバーピーを行うことになった場合、その子が10回、チームメイトの男性が20回という形でもOKということで、お互いが助け合いながらゴールへ向かうこともポイントの1つになりそうです。

悪天候で、過酷度はさらに増して……

 ついに鳥光さんのチームがスタート!

 ですが、なんとこのスパルタンレース、スタート地点にいくために、まず自力で壁を乗り越えなければいけないとのこと。スタート前から戦いは始まってるんですね。

 そしてスタート地点ではDJが参加者を煽りまくります。

「Who am I?」
「I'm spartan!」

 お決まりの掛け声を3回繰り返して、いよいよスタートです!

 スタート直後に待ち受ける「Dunk Wall」。目の前の壁を登り、また水たまりになっている下を潜りという、いきなりこのレースの醍醐味を味わえる障害物。本来好天に恵まれていると、いきなり水浸しになるのは気持ち的にためらわれるところですが、この悪天候だとそんなことはおかまいなし! みんな迷わずくぐって、早くも全身泥だらけ。すでにTシャツの色も判別がつきません……。

 その後も順調に障害をクリアしてくチームのメンバー。くぐって、飛び越えて、重たいものを運んでと、序盤から全身のあらゆる筋肉を酷使されまくります。

 そして平地の障害を超えたら、いよいよ山道のコースへ向かいます。折からの豪雨で足元は完全にドロドロ。コースによっては太ももまで沈み込む底なし沼になってしまっている場所もあるのに加えて、坂道はグリップが効かずツルツルの滑り台状態です。

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