2020年7月3日

人気トレーニング「HIIT(ヒット)」は初心者だってできるってホント?体験してきた (3/3)

第3ステップ:「ファットバーン」で脂肪を燃焼!

 「ウォームアップ」が終了したら、次は「FUNC HIIT」のメインとなる「ファットバーン」に入ります。ここでは、身体全体に負荷をかける10分の「ダイナミックムーブメント」と15分の「HIIT」を行います。

 ここではさまざまなトレーニング器具を使います。まずはケトルベル。こちらはスイングをする時のフォームがポイントに。重心を低くして、腕の力ではなく下半身の力でスイングさせることを意識しましょう。

 フォームが正しくないと腰に負担がかかったり、ケトルベルの重さで身体が持って行かれてしまいます。体幹や肩、背筋、大殿筋などの部位が鍛えることが可能です。

 こちらの器具(写真下)は、室内でカヌーを漕ぐような全身運動ができる「ローイングマシン」。ケーブルのついたバーを両手と両脚を使い引っ張ることで、主に背中の筋肉を鍛えることができます。

▲バーを引っ張ることで実際に水が噴出するという演出付きなので、水上でカヌーを漕いでいる気分に軽く浸れます

 黄色と黒のサスペンション器具はTRX。アメリカ海軍の特殊部隊司令官が編み出したもの、シンプルなサスペンションがあれば家でもどこでも数百種類のエクササイズができる優れもの。

 長さを自由に変えられるサスペンションを使うことで、多彩な自重トレーニングができるようになります。筋トレだけでなく、体幹や柔軟性、バランスも鍛えられます。ウエイトを使わない自重トレーニングなので、無理をすることなく自分のペースで取り組んでください。

 腕立て伏せ感覚で取り組めるチェストプレスや、背筋と体幹が鍛えられるローイングなどは、足の角度によって負荷を変えられるので初心者にもおすすめのメニューです。

▲上半身だけでなく、下半身のトレーニングも可能

 その他、「ダイナミックムーブメント」には重量のあるメディシンボールを壁に当てるメニューや、2本の重いロープを波打たせるバトルロープなどがあります。15分の「HIIT」ではこれらの運動と休憩を20秒間隔で繰り返し、心肺機能と身体機能を高めるんです。ラストはストレッチを行い、熱くなった身体を休めて終了。

ストレッチ、筋膜リリースだけの参加でもOK

 「FUNC HIIT」は60分の時間で400~500キロカロリーの消費が見込めます。終了後にも脂肪の燃焼は続いて、個人差はありますが合計で700~800キロカロリーほどが消費されます。

「“ジョイフィット”とは“エンジョイフィットネス”が由来になっています。トレーニングは楽しんでやることが大事です。どうしても同じことの繰り返しでは飽きてしまいますからね。フィットネスは毎回すべてのメニューをこなす必要はありません。ストレッチだけ、筋膜リリースだけして、あとは仲間と会話を楽しんで帰るだけでもいいんです。最初からハードにやり過ぎると続きませんから」(川田トレーナー)

 いきなりハードなトレーニングに入ることなく、ウォーミングアップを入念に行うことでより効率的な脂肪燃焼を実現した「FUNC HIIT」。脂肪燃焼だけでなく、体幹を鍛えて身体を効率的に動かせるようになれば、肩こり、腰痛、慢性的な疲労にも効果が期待できます。

[施設情報]
JOYFIT24綾瀬
住所:東京都足立区綾瀬3-2-8 シティプレイスアヤセ3F
アクセス:綾瀬駅 西口から徒歩30秒
電話:03-5856-0047
公式HP:http://joyfit.jp/ayase/

JOYFIT綾瀬PLUS
住所:東京都足立区綾瀬2-26-8 2F
アクセス:綾瀬駅 東口から徒歩1分

<Text:舩山貴之(H14)/Photo:杉山順平>

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