“太もも裏”の筋肉が弱いと、どんなデメリットがある?トレーナーが解説 (1/3)
太ももの裏にある「ハムストリングス」は、見た目の印象から姿勢、運動パフォーマンスまで、体づくりに大きく関わる重要な筋肉です。しかし、前ももやお尻に比べて意識されにくく、鍛えられていない人が多い部位でもあります。
ハムストリングスの筋肉が弱いと、どんなデメリットが出てきやすいのか。また鍛えることでどんなメリットがあるのか。パーソナルトレーニングジムSTUDIO KOMPAS(スタジオコンパス)のトレーナー・山岸慎さんが解説します。
太もも裏の筋肉「ハムストリングス」とは
ハムストリングは、太ももの裏側に位置する筋肉群で、膝を曲げるときに大きく働くのが特徴です。

この筋肉は、歩行時に「踵が地面に着いた瞬間」に緊張し、体を安定させる重要な役割を担っています。ハムストリングは「走る」「歩く」といった日常的な動作を支えるために欠かせない筋肉なのです。
地面からの衝撃を吸収し、姿勢を保ちながらスムーズに次の一歩を踏み出すために働いており、下半身の動作全体を調律する役割を果たしています。
ハムストリングスが弱いと起こる「さまざまなデメリット」とは
ハムストリングが弱くなると、その影響は股関節や膝といった下半身の主要な関節に現れやすくなります。
本来、ハムストリングは股関節の伸展(脚を後ろに引く動き)や膝の屈曲(曲げる動き)をサポートしており、歩行や姿勢の安定を支える重要な役割を担っています。

この筋肉が弱くなると周囲の筋肉とのバランスが崩れ、本来ハムストリングが担うべき負担を他の筋肉が代償するようになります。
その結果、太ももの前側(大腿四頭筋)や腰部の筋肉に過剰な緊張が起こり、股関節や膝関節に違和感・痛み・不安定感が生じやすくなります。
このように、ハムストリングの弱化は単なる筋力低下にとどまらず、全身の連動性を乱し、関節の負担増加や姿勢不良の原因にもつながります。
次:ハムストリングスを鍛えると、どんなメリットがある?









