2019年8月6日

厚底ブーム起こすNIKE、新型ランニングシューズはビーズ約1万個搭載の「ナイキ ジョイライド」。その履き心地とは?[現地レポート] (1/3)

 すでにお伝えした通り、7月31日にNIKE(ナイキ)の最新のイノベーションとなる「ナイキ ジョイライド(Nike Joyride)」と、搭載シューズ「ナイキ ジョイライド ラン フライニット(Nike Joyride Run Flyknit)」が発表されました。

 今回の発表会が行われたのは、韓国・ソウル。韓国はもちろん、日本、インド、オーストラリア、コロンビアなどから、80人以上のメディア関係者が集まりました。発表会の様子をお伝えしながら、「ナイキ ジョイライド」の詳細をお届けします。

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約1万個のビーズ。インソールなし。砂浜に足を置いたような柔らかさ

▲今回発表イベントが行われたのは韓国・ソウル

 発表会は3つの会場を使って行われました。シューズを受け取る場所の第1会場からプレゼンテーション会場となる第2会場、第2会場からゴールとなる第3会場への移動はランニング。まずはタッチ&トライをして、プレゼンテーションを受け、もう一度ランニングをするというスタイルは、「ナイキ ジョイライド ラン フライニット」の履き心地を存分に味わえ、「ナイキ ジョイライド」の機能性を理解できるようになるものでした。

 「ナイキ ジョイライド ラン フライニット」に足を通したときのファーストインプレッションは、かかと部のクッション性がかなり高く、アッパーが足を包むようにフィットするなというもの。第1会場でシューズを受け取って履き替えるまでは、「ナイキ エア ズーム ペガサス 36」を履いていたのですが、それと比較してもクッション性は随分高いと思います。

 また、足を入れた直後は、足裏に一般的なランニングシューズとは異なった、独特の感覚があります。インソールが採用されていないのが、その理由。足裏のメンブレンのすぐ下にビーズの詰まったポッドがあるため、インソールを踏んでいるときとは別の、砂浜に足を置いたような柔らかさがあるんです。

 そのビーズは、プラスチックとゴムの共重合体であるTPEという素材でできています。赤と青の2色が使われていますが、色による機能の違いはありません。ビーズは4つのポッドに分けて収納されており、その数は、メンズの28.0cmで約11,000個、ウィメンズの25.0cmで約9,000個。このビーズがクッション性と反発性を生み、また徐々に着用者の足の形に馴染んでいきパーソナライズされていくという仕組みになっています。

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