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2020年4月27日

ナイキ、陸上スパイク3種を4月29日発売へ。超軽量、カーボンプレート搭載、短距離/中距離/長距離向け

 NIKE(ナイキ)は、4月29日(水)より短距離用/中距離用/長距離用、それぞれに適したスパイクシューズとして、「ナイキ エア ズーム ヴィクトリー」「ナイキ ズーム スーパーフライ エリート 2」「ナイキ ズームエックス ドラゴンフライ」の3商品を発売すると発表しました。

 今回、発表したシューズのラインナップは以下の通り。

・「ナイキ エア ズーム ヴィクトリー」:800m〜10000m向け
・「ナイキ ズーム スーパーフライ エリート 2」:100m〜400m向け
・「ナイキ ズームエックス ドラゴンフライ」:800m〜10000m向け

「アルファフライ ネクスト%」から着想!カーボンプレート内蔵モデル登場

 ナイキといえば、現在マラソン界に革命を起こす存在として、厚底シューズ「アルファフライ ネクスト%」の先行販売をスタートしましたが、今回のスパイクにも、こうした知見が活かされたそう。

まず、800メートルから10000メートルと幅広いレンジに対応するモデル「ナイキ エア ズーム ヴィクトリー」(税込19,800円)には、ナイキ ズームエックス フォームおよびカーボン ファイバープレートが採用

 従来のフォームは、60%から70%のエネルギーリターンをもたらしていましたが、ナイキ ズームエックス フォームは、これを約80%まで向上。さらに、搭載しているズームエアのエネルギーリターン率は90%と、こちらも高い数値を叩き出しています。

 また、ソールは溶接で間を区切ったユニークな形状となっており、こちらも高い反発性を実現する要素に。あわせて、衝撃保護性の高さも備えており、ユーザーの足に優しい点も魅力です。

 アッパーには新しいバージョンのナイキ フライニットである「ナイキ アトムニット」が採用。軽量かつ通気性に優れ、「ナイキ エア ズーム ヴィクトリー」はメンズの26.5センチで約130グラムという軽さを見せつけています。

距離別に最適なモデルもリリース

 「ナイキ エア ズーム ヴィクトリー」がプレミアムな万能モデルなら、以降の商品は距離別に性能を絞ってきた新商品です。

 まず、「ナイキ ズーム スーパーフライ エリート 2」(税込16,500円)は、主に100メートルから400メートルの短距離走やハードル競技に最適なモデル。8本の取り外し可能なピンがプレートについており、フィニッシュまでしっかりとしたグリップ性を実現してくれます。

 こちらも、アッパーにはフライニットの最新版の「アトムニット」を採⽤。軽量で曲線的なフィット感をもたらしてくれます。重量は、メンズの26.5センチで約136グラム。

 一方、「ナイキ ズームエックス ドラゴンフライ」(税込16,500円)は、1500メートルから10000メートルの中距離〜短距離、ほかに800メートルの障害物走などにも向くモデルとなっています。

 同商品も、アルファフライ ネクスト%と同様、「ナイキ ズームエックス フォーム」を採⽤。軽量メッシュのアッパーが、⻑距離⽤スパイクとして通気性とサポート性を与えてくれます。プレートには、Pebax製フルレングス プレートを採⽤。つま先の蹴り出しから、かかとでの着地まで、スムーズな⾜の動きをサポートしてくれます。重量はメンズの26.5センチで約125グラムと超軽量。

 いずれも、4月29日(水)から同社通販サイト「NIKE.COM」などで発売されます。

<Text:辻村>