2020年11月9日

スクワットで体がぐらつく原因と対策│ティップネストレーナー直伝!自宅筋トレ

 家トレで人気の「自重スクワット」。道具も場所もいらず、すぐにできるので自宅トレーニングの種目としてとり入れている人も多いでしょう。しかし、パーソナルトレーニングと異なり、自己流で行ってイマイチ効果が感じられない人や、やり方がよく分からない人も。

 今回は、自重スクワットで体が安定しない、グラグラしてしまう原因と対処法について、フィットネスクラブTIPNESS(ティップネス)のトレーナーが解説します。

Q.自重スクワットでしゃがむときと立ち上がるとき、体がぐらついてしまいます。考えられる原因は何でしょうか?また対策方法があれば教えてください。

A.今回紹介する3つのエクササイズで関節を正しく機能させてから、スクワットを行いましょう。

 スクワットでは多くの関節が動作に関与し、働いています。関節にはそれぞれに役割があり、「安定するべき関節」と「可動するべき関節」に分かれています。足関節や股関節は正しく「可動するべき関節」です。そして膝関節や腰椎は「安定するべき関節」です。これらが正しく機能しないとカラダはぐらつきやすくなり、正しく効果を得ることが難しくなります。

スクワットのぐらつき対策エクササイズ

 まずは「安定するべき関節」である腰椎の安定を、「ドローイン」というエクササイズで強化するのがオススメです。

◆ドロ―インのやり方

 仰向けになり、両膝を立て、へそを床に近づけるように力を入れましょう! そしてお腹を薄く保ちます。

 わかりづらい方は腰(ヘソのやや下辺り)にタオルを引き、タオルを押すような意識でチャレンジします。お腹に手を乗せ、動きの変化を感じながら確認してみましょう。

タオルを使った足関節運動のやり方

 次に、「可動するべき関節」である足関節の可動運動です。

 座位になり足を伸ばします。足先にタオルを引っ掛け、手前に引いたり、押し返したりを繰り返します。太ももの裏側がつらい方は、膝を立ててもOKです。

ヒップヒンジのやり方

 股関節の可動については、ヒップヒンジというエクササイズがおすすめです。

 足は肩幅ほどに開き、膝を軽く緩めましょう。お尻と手を引っ張り合うように股関節を引いていきます。

 これらの準備をしてからスクワット動作をすることが理想です。

[プロフィール]
宮崎紗衣(みやざき・さえ)
ティップネスのインストラクター兼パーソナルトレーナー。
インストラクター歴6年。スタジオレッスンはヨガ、筋トレ系を中心に担当。
日テレ『ZIP』家トレコーナー、『バゲット』などメディアへの出演や、イベント出演多数。ティップネスのオンラインフィットネス配信サービス『torcia(トルチャ)』でも活躍中。

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<Text:編集部/Photo:ティップネス提供>