• Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • YouTube

東京五輪で正式採用に。スポーツクライミング「ボルダリング」の特徴&魅力とは? (1/2)

 2020年東京オリンピックの正式競技にスポーツクライミングが採用され、その種目のひとつである「ボルダリング」に注目が集まっています。初心者でも気軽に始められることもあって、近年愛好者も増えているボルダリングとは何か、その魅力に迫りましょう(監修:公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会)。

ボルダリングとはどんなスポーツ?

 ボルダリングの語源のボルダー(boulder)は辞書によれば「もとにあった場所から離された大きく滑らかな石の塊」となります。川原に転がっている大岩を思えば良いでしょう。それを登るのがボルダリング、ということですが、比較的小さな崖を登ることも含まれます。

 使ってよいのは、シューズと滑り止め用のチョーク(炭酸マグネシウム)だけ。安全確保にはロープを使わず、マットを着地点に敷いておこないます。ここからは人工壁を使うボルダリングに限定して話を進めていきます。

●あわせて読みたい:ボルダリング上達のコツ。初心者一番の悩み「腕がパンパンに張る!」を解決するには

【1】ボルダリングの壁

 ボルダリングで設置されるのは5メートル以下程度の高さの壁(=クライミングウォール)で、手がかり、足がかりとなる複数の突起物(=ホールド)がついています。大会の模様をテレビ中継などで見たことがある人は、切り立った形状のものを思い浮かべることでしょうが、壁にはさまざまな種類・形状があります。

 たとえば「スラブ」と呼ばれる壁は90度以下に寝ています。「垂壁」は文字通り、地面に垂直に立った壁のことです。垂壁については一見難しそうに感じますが、たとえば垂直に立てかけられたハシゴを登ることがそれほど難しいことではないように、コース設定が単純であれば初心者でも十分に挑むことができます。

 この2種類が、初心者がボルダリングを楽しむための基本的な壁になります。そのほか上級者用に、上部が倒れこんだ形になっている「オーバーハング」、さらに傾斜が強く地面と水平に近い「ルーフ」などがあります。

【2】ホールドと課題

 クライミングウォールにはさまざまな突起物「ホールド」が取り付けられています。クライマーはホールドを手足でつかみながら「完登」(ゴール=登りきること)を目指します。

 通常のクライミングジムでは、一つの壁の中にたくさんのホールドが付けられていますが、どのホールドを使ってもよいというわけではありません。使うホールドを指定することでさまざまなルートが設定されていて、ルート毎に登り方も難しさも異なっています。

 指定されたルートを「課題」と呼びます。課題の指定方法は、使うホールドをホールドの色で指定する(特定の色のホールドだけを使うと1つの課題になる)場合と、ホールドの脇に貼られたテープのマークで指定する場合があります。

 ホールドの形状も、つかみやすいものから、つかみづらいものまでさまざまです。どうつかむべきか、考え判断する戦略もボルダリングでは重要になります。

ランキング
Ranking

  • 最新

オススメ記事
Special

オススメ連載
Series

注目キーワード