2022年2月3日

靴下を履くついでにエクササイズ! #トレーナー内田の自宅トレーニング

 コロナ禍でテレワークなどが続き、家で過ごす時間が長くなっています。自宅での作業が続くと、どうしても運動する機会を失いがちで、いわゆる“コロナ太り”でお困りの方も多い様子。このままでは生活活動力が衰え、体重増加や膝・腰に痛みを感じることも増えてきそうです。

 そこで今回は、立つ・座る・寝るなど日常の動きを使ったエクササイズを紹介します。いつもの動作にほんの少し変化を加えるだけで、体のバランスを整える、肩こり解消、さらにはダイエットにも適した運動になります。

 教えてくれるのは、大相撲の元貴乃花親方と共同開発したエクササイズメソッド「シコアサイズ」や、国内外で“旅ラン”企画を手がけているフィットネストレーナーの内田英利さんです。

靴下履きエクササイズのやり方

鍛えられる筋肉部位

・胸や肩、背中の筋肉(大胸筋、三角筋、広背筋)
・股関節まわりの筋肉(腸腰筋、大腿四頭筋、腹直筋)など

トレーニングのやり方

1.まっすぐ立ち、両手で靴下を1足持ちます。

2.股関節を曲げて片足を上げ、靴下を履きます。履き終えたら、両足を床につきましょう。

3.再び、股関節を曲げながら同じ足を持ち上げ、両手で靴下を脱がせます。足を変えて同じ動きを繰り返しましょう。

 ゆっくり時間をかけて行うとさらに効果的です。立ったままだと難しい場合は、壁に背中をつけて行ったり、靴下を履かずに足に触れるだけでも効果があります。

回数

・20~25回を1~2セット

 毎日行う必要はなく、2日に一度行うだけでも効果的です。体調と相談しながら行いましょう。

効果的に行うコツ

・軽く息が弾む程度の強度で行いましょう。
・呼吸を止めず、力を入れるときに息を吐きましょう。

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[プロフィール]
内田英利(うちだ・ひでとし)
1971年生まれ。茨城県出身。日本大学卒業後、立命館大学に進学。立命館大学在学中に運動生理学などを学び、その後、米国の栄養学修士課程を経る。現在は、女性や高齢者向けの生活習慣病予防プログラムの開発、フィットネストレーナーの育成、生涯フィットネスに関する講演や運動指導などを行う。日本成人病予防協会認定講師。全米エクササイズ&スポーツトレーナーズ協会(NESTA)認定講師、アメリカン・ホリスティック・カレッジ・オブ・ニュートリション (AHCN)栄養学修士、健康管理士一般指導員、健康運動指導士、京都造形芸術大学非常勤講師。大相撲の元貴乃花親方との共同開発プログラム「シコアサイズ」を販売。株式会社フィットネス・ゼロ代表取締役。シェアスタジオ「コア・フォレスト」運営責任者。フルマラソン歴22年。ベストタイムは2時間45分01秒。
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<Text & Photo:内田英利>