世界の暑さ対策グルメ!夏バテを吹き飛ばす各国の食べ物とは? (2/2)
中国
中国での夏バテ対策としては、凉拌菜(冷たい混ぜサラダ)、涼皮、涼麺、冷馄饨(冷やしワンタン)、酸梅湯などが挙がりました。
中国在住者コメント:北京や青島などの中国北方地区では、凉拌菜や涼皮・涼麺なんかが多く食べられます。凉拌菜は冷たい混ぜサラダというような意味で、主に千切りにした野菜をその場でチョイスして、好みの面をチョイスしてたれも選んで作ってもらいます。味はお好みですが、ニンニクたっぷりで、サラダ感覚で食べられています。涼皮は凉拌菜の具材の一つですが、トウモロコシや緑豆などのでんぷんで作られています。
上海は涼麺や冷馄饨という冷やしワンタンが多く、ピーナッツバターの様なものをかけて食べるとのこと。また、暑い日には白米を食べず、緑豆と百合の根の薄甘いお汁粉みたいなものをいただくのだとか。
中国在住者コメント:東洋医学の考えから、夏でも冷たい飲み物はなるべく避けるような習慣があります。これまでは飲み物も常温が主流でしたが、最近は、嗜好が少しづつ変化していて、冷たいドリンクも多く見かけるようになりました。あまり冷えていないのですが、ピーナッツだれの冷面や冷やしワンタン、凉粉、涼皮といった夏の定番メニューも人気です。また、観光地などでも、きゅうりがまるごと一本ごと、熱中症予防で販売されています。きゅうりをかじりながら歩く人なども観光地で見かけます。
また、キリギリスを飼育し鳴き声を楽しむ、ハッカ油、花露水なども活用されているそうです。
メキシコ
暑い国というイメージが強いメキシコでは、夏バテ対策としてココナッツジュース、チャモヤーダ、セビチェ(白身魚やシーフード、またはきゅうりのライムマリネ)、オルチャータ(お米のドリンク、シナモン味)などがよく飲まれています。
メキシコ在住者コメント:ココナッツに穴をあけて果汁をコップにいれ飲む。そのあと果肉を切りチリパウダーをかけて食べます。そして、暑い時は冷たくて甘酸っぱいチャモヤーダ(chamoyada)。チャモイソース(チャモイ:甘酸っぱい果物)をシャーベットにかけて食べる。お好みによってはそこに唐辛子パウダーをかけて食べる。
脱水予防のため、メキシコ全土で広く飲まれてるのは以下のドリンクだそう。
1)生オレンジジュースを水で薄めたもの
2)ハマイカ水 (ハマイカの花を水に浸して出したもの。真っ赤、甘酸っぱい)
3)タマリンド水 (タマリンドの実を煮出したもの、甘酸っぱい)
4)リモン水(ライムジュースを水で薄めたもの)
5)オルチャータ (お米のドリンク、シナモン味)
フィリピン
フィリピンの夏バテ対策は、ハロハロ、サンマイゴールド(パイナップルジュース)、ココナッツウォーター、フィリピンマンゴーなどが挙げられました。
フィリピンのセブ島在住者コメント:セブ島の名物であるハロハロは、色々なフルーツや寒天をかき混ぜた氷菓子であり、夏には欠かせないスイーツの一つです。また、フィリピンはトロピカルな国であるため、市場やスーパーなどで手軽に入手できる色々なフルーツを積極的に食べると良いでしょう。
ほか、アイスキャンディー、アイスクリーム、マンゴーシェイクなどもよく飲まれているとのことです。
<Edit:編集部>