ウェルネスフード
2024年1月22日
ブロッコリーが指定野菜に!あらためて「ブロッコリーを食べるメリット」まとめ (2/2)
アブラナ科の野菜に含まれる成分「ジインドリルメタン」と「I3C(インドール-3-カルビノール)」は、女性ホルモンのエストロゲンを抑え、男性ホルモンのテストステロンを増強する働きを持つとされています。
エストロゲンは筋力の発達を抑えたり脂肪を溜めやすくするなど女性らしさを高め、逆にテストステロンは男らしさを高め、カラダが筋肉の発達しやすい状態にしてくれます。
女性ホルモン優位で筋肉のつきにくい女性は、筋トレ前にブロッコリーを食べることで筋肉がつきやすい状態に整える効果が期待できそうです。
また、骨を育てるカルシウムが多いのも筋トレには必須。骨には筋肉を動かす働きもあります。
しかし、カルシウムの取りすぎは高血圧などの原因となる「カルシウムパラドックス」状態を引き起こすことも。ですがブロッコリーには、これを解消するマグネシウムをカルシウムが含まれており、ちょうどいいと言えます。
ブロッコリーは低温で蒸して食べよう
ブロッコリー、意識して食べてみたくなりますよね。
ビタミンCやスルフォラファンの損失を防ぐため、ブロッコリーはフライパンやお鍋にお水を少し入れ、フタをややずらして低温で蒸すのがおすすめです。
筆者の場合、お水で濡らしたブロッコリーを、ラップをかけてレンジで蒸しています。
※本記事はMELOSで公開された記事「なぜブロッコリーは筋トレ民に人気なのか?高タンパク質に注目【管理栄養士監修】」の一部を再編集したものです。
プロフィール
赤石定典(あかいし・さだのり)
管理栄養士。1991年3月、学校法人華学園栄養専門学校を卒業後、4月より東京慈恵会医科大学附属病院栄養部に勤務。管理栄養士として栄養管理や栄養の重要性を広く伝えるために書籍監修、メディア出演にも関わる。
<Edit:編集部>
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