なぜ天気が悪いと体調にも悪影響を及ぼすのか?“致し方ない”その理由 (2/2)
気象病を予防する生活習慣の改善ポイント
さまざまな気象条件がもたらす不調は、下記の生活習慣を意識して乗り切りましょう。
生活リズムを整える
- 朝起きたらカーテンを開け、太陽の明るさを全身で感じる。晴れていなくてもOK!
- 軽い運動を行う
- お風呂は温めのお湯にしっかり浸かりリラックスする
- 睡眠を十分に取りましょう。良質な睡眠のために睡眠前はスマホの画面を見るのを控える
バランスの良い食事を心がける
-1日3回食事をとる
-夏野菜を摂取する。体内の水分量をコントロールするカリウムを摂取することで、余分な水分を塩分と一緒に排出しやすくなるため
-塩分や脂質を控えるようにし、アルコールは適正量を守る
監修者プロフィール
有馬 久富(ありま ひさとみ)
福岡大学医学部 衛生・公衆衛生学 主任教授
1993年九州大学医学部卒業。九州大学第二内科へ入局し、久山町研究に従事。シドニー大学ジョージ国際保健研究所客員研究員、九州大学環境医学分野助教を経て、2008年より再びシドニー大学ジョージ国際保健研究所で講師として2年間、准教授として3年間大規模臨床試験に従事。2014年より2年間、滋賀医科大学アジア疫学研究センターで特任教授として疫学研究に従事後、2016年4月より現職。専門分野は、高血圧・脳卒中の疫学および臨床研究。
株式会社CureApp
2014年に2名の医師により創業した医療系スタートアップで、治療効果が治験にて証明され医療現場で医師が患者に処方する「治療アプリ」を研究開発・製造販売する医療機器メーカー。
2020年、スマートフォンで動作する疾患治療用のソフトウェア医療機器として、禁煙治療領域において世界初*の製造販売承認取得および保険適用となった。その後、高血圧症領域においても2022年4月に世界初**の製造販売承認取得、同年9月に保険適用。その他、NASH / アルコール依存症 / がん / 慢性心不全 / 慢性腰痛症など複数の疾患に対する治療アプリの開発を進めている。
また、民間法人向けの健康増進サービスであるascureモバイルヘルスプログラムも運営し、「ascure卒煙プログラム(禁煙)」、「ascureDr.受診勧奨(高血圧)」、「ascure 重症化予防(血圧コース)」において、現在360法人(うち健康保険組合が270組合契約)で導入されている。
URL https://cureapp.co.jp/
*:自社調べ ・調査年月:2020年12月 ・調査範囲: 製造販売承認および保険適用を受けたニコチン依存症向け治療アプリ
**:自社調べ ・調査年月:2022年9月 ・調査範囲: 製造販売承認および保険適用を受けた高血圧症向け治療アプリ
<Edit:編集部>