精神的に楽な仕事ランキング!経験者256人にアンケートした結果、1位に輝いたのは… (2/2)
2位 事務
・個人の仕事が多い事務。ひとりで作業して終わる仕事はかなり楽。わからないところが発生しなければ他人との会話が基本的にないので、自分のペースで作業できる(20代 女性)
・不動産の営業事務。責任のある仕事が基本的にない。納期のない仕事が多く、お客様と話す機会も少ない(30代 女性)
・在宅勤務でのデスクワーク。対人関係がなく、周りの視線を気にしなくて済む(40代 男性)
接客やチームでの仕事があまりない事務職であれば、淡々と仕事に取り組めます。営業と違いノルマなどが課せられることもあまりありません。
ただし事務職でも接客や電話対応が多い職場もありますので、応募の際は働き方や業務内容をしっかりチェックしておく必要があります。
1位 軽作業
・ダイレクトメールの封入作業、倉庫での軽作業。ひとりで淡々と作業をこなせばよい(30代 女性)
・ピッキング業務や梱包業務。基本的に作業中は単独行動で、マイペースで融通が利く(40代 男性)
・ノルマなどないから(50代 男性)
具体的には「仕分け」「梱包」「ピッキング」などの仕事で、倉庫や配送センターでよく募集されています。
軽作業が精神的に楽な理由は、基本的に単独作業で人と関わることが少ないからです。仕事開始直後は先輩や上司から教えてもらうこともありますが、慣れればほぼひとりで作業できます。
またノルマなどがなく「時間になれば終了」「できるところまででOK」という職場もあり、急き立てられずマイペースに働けるのも魅力です。
「対人関係」「顧客、取引先等からのクレーム」がない仕事が「精神的に楽な仕事」?
この結果を受けて、株式会社メンタルシンクタンク代表取締役社長で公認心理師の浜崎 篤人氏は、次のようにコメントしています。
浜崎氏:厚生労働省の令和5年度労働安全衛生調査によると、56.2%の労働者が「対人関係」「顧客、取引先等からのクレーム」でストレスを感じていました。
ストレスは、うつ病などの精神疾患さえ引き起こします。対人関係が避けられない仕事をする人は、なるべくコミュニケーションを円滑にして、ストレスを軽減する必要があります。
クレームに対しては、いったん謝って共感する姿勢を見せることで、相手が柔軟になることもあります。とりあえず怒りをぶつけたいというクレーマーも多いです。反論なり言い訳はその後で良いでしょう。
あまりイエスマンになるのも考えもので、ストレスが溜まっていく一方です。上司の意向をを考慮しつつ、それが無理な理由とともに折衷案を示すテクニックも必要です。
「今日中にやれという課長の指示も分かりますが、徹夜したら明日の業務に差し支えます。9時まで残業して、残りは明日ということでどうでしょうか」というような切り返しができれば、ストレスも少しは減るでしょう。
【調査概要】
調査対象:全国の男女
調査期間:2024年12月5日~11日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:256人(女性158人/男性98人)
回答者の年代:10代 0.4%/20代 15.2%/30代 39.5%/40代 25.8%/50代 14.8%/60代以上 4.3%
<Edit:編集部>