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心療内科医に聞く「やってはいけないストレス解消法」ワースト3 (3/3)
NG解消法3 やけ食いをする
田中先生:ストレス発散のために「やけ食い」を繰り返すと、脂質・糖質・塩分の過剰に摂取によって、肥満・糖尿病・高血圧といった生活習慣病のリスクが高まります。
とくに女性の場合、太ってしまうことで見た目が悪くなり、さらにストレスを感じてしまうケースも多いです。
また、必要以上に食べれば、胃腸への負担が大きくなって胃腸の不調にもつながります。
食べすぎには注意が必要ですが、時々のご褒美として「レストランで食事をする」「スイーツを楽しむ」程度であれば大丈夫です。
食事には、緊張を和らげ、気持ちを安定させる効果も期待できます。家族や気心の知れた人と和やかな雰囲気で食事をすると、ストレス解消されやすいのでおすすめです。
先生おすすめ「上手なストレス解消法」の例
では、どのようなストレス解消法がおすすめなのでしょうか。
田中先生:たとえば以下の方法は、精神の安定を図る上でもよい方法です。ご自身の生活の中に、無理せず取り入れられるものをおすすめします。
- 家族や友人など信頼できる人と話す
- 趣味を作る
- 運動をする(散歩やストレッチ)
- 夜に7〜8時間の睡眠をしっかりとる
- 自分の思いをノートに書いてみる
- マインドフルネス(瞑想をする)
▼参考
厚生労働省 e-ヘルスネット 飲酒のガイドライン
厚生労働省 e-ヘルスネット アルコール依存症
日本成人病予防協会 健康管理情報
監修者プロフィール
田中 奏多先生
福島県立医科大学卒業。「働く人を支える」薬に依存しない医療を展開する「BESLI CLINIC」を2014年に協同創設、2030年を基準に医療現場から社会を支える医療経営を実践しています。産業医視点からビジネスマン・ビジネスウーマンを支えております。生薬ベースの漢方内科での経験を活かし、腹診を含めた四診から和漢・井穴刺絡などの東洋医学を扱い、ホルモン、生活習慣をベースに身体から心にアプローチする診療を担当。米国マウントサイナイ大学病院へ留学、ハーバード大学TMSコースを修了。TMSをクリニックへ導入、日本人に合わせたTMSの技術指導、統括を行っています。
<Edit:編集部>
※本記事は、Medicalook(メディカルック)で掲載されていた内容を移管し、加筆・修正したものです。