ヘルス&メンタル
2025年2月18日

いくつ当てはまる?「心が壊れる前兆」チェックリスト25項目 (2/2)

うつ病になると「顔つきが変わる」ってホント?

顔つきの変化も現れてきます。

  • 無表情
  • ぼんやりした顔
  • 悲しげな顔
  • 作り笑い
  • 元気がない(顔色が悪い)

うつ病になると、表情が乏しくなります。自分では表情を変えているつもりでも、周りの人に「無表情」と思われることが増えていきます。

社会生活を送っていると、その場の雰囲気に同調して笑ったり、表情を変えたりすることがあるでしょう。
しかし、うつ病の方は常に同じような顔をすることが多いため、「ぼーっとしている」「元気がない」といった印象を持たれます。

さらに、睡眠障害や食欲の低下などの体の不調が出てくると、「顔色が悪くなる」「顔の表情が暗くなる」といった変化が現れることも多いです。

このまま放置すると、どうなる?

そのまま放置して心が壊れてしまうと、以下のような状態に陥るおそれがあります。

  • 仕事や学校へ行けなくなる
  • 強い不安感で出歩けなくなる(パニック発作など)
  • 「死にたい」という気持ちが強くなる(うつ病など)

また、心だけでなく、頭痛・下痢といった体の不調が頻繁に出ることで、生活に支障をきたしてしまうケースも。

心身の不調を慢性化させないためにも、心が壊れる前に対処することをおすすめします。

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心を守るために、まず「ストレスの原因」から離れよう

自分の心を守るには、まず「ストレスの原因」から離れることが大切です。

ストレスの原因は、人間関係や会社・学校などの「定期的に訪れる場所」であることが多いです。

責任感の強い人ほど、「休んだらいけない」「逃げたらいけない」と感じてしまうものです。心身に不調が出ているのであれば、まずはご自身の心の安定を第一に考え、その場所から離れましょう。

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こんなときは病院で相談してみよう

  • ストレスの原因から離れられない
  • 仕事を休みたいのに、休めない
  • 心や体の不調がひどくなってきた

上記に当てはまる方は、サポートが必要な状態です。自分一人で受診するのが難しければ、家族やパートナー、友人に連絡をして連れて行ってもらいましょう。

病院で相談すると、カウンセリング・薬の処方などを通して、症状の改善を図ってもらえます。また、仕事を休む必要がある方のために、診断書を発行するケースもあります。

精神的な症状が強い人は「精神科」、体の不調を伴う(頭痛・下痢など)人は 「心療内科」で受診するとよいでしょう。

参考 厚生労働省 うつ病

監修者プロフィール

田中 奏多先生

福島県立医科大学卒業。「働く人を支える」薬に依存しない医療を展開する「BESLI CLINIC」を2014年に協同創設、2030年を基準に医療現場から社会を支える医療経営を実践しています。産業医視点からビジネスマン・ビジネスウーマンを支えております。生薬ベースの漢方内科での経験を活かし、腹診を含めた四診から和漢・井穴刺絡などの東洋医学を扱い、ホルモン、生活習慣をベースに身体から心にアプローチする診療を担当。米国マウントサイナイ大学病院へ留学、ハーバード大学TMSコースを修了。TMSをクリニックへ導入、日本人に合わせたTMSの技術指導、統括を行っています。

<Edit:編集部>

※本記事は、Medicalook(メディカルック)で掲載されていた内容を移管し、加筆・修正したものです。

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