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ヘルス&メンタル
2025年2月27日
「疲労臭」ってどんな匂い?疲れが溜まり過ぎたときの体臭には「ある特徴的なニオイ」が! (1/2)
疲れが溜まったとき、実はある特徴的な匂いがします。疲労臭のニオイの特徴と、症状改善のために意識したい習慣を、ともしびクリニック代表医師・江越 正敏先生が解説します。
疲労臭とは。どんなニオイ?
江越先生:疲労臭は、「ツンとしたようなアンモニア臭」がします。疲労臭の原因となるアンモニアは、体内でタンパク質が分解されるときに発生します。
通常、肝臓で尿素に分解されて、尿として体外へ排出されるため、あまり体内にアンモニアが留まることはありません。
しかし、ストレスや疲労が蓄積すると肝機能が低下してしまいます。すると、アンモニアを分解する力が弱くなります。
体内に残ったアンモニアは血液に乗って全身を循環し、皮膚や毛穴から出る皮脂や汗となって出ていきます。そのため、体全体が尿臭く感じてしまいます。
疲労臭と加齢臭、ワキガ臭との違いは?
江越先生:加齢臭は、古本や腐ったチーズなど脂臭く青臭いにおいと表現されます。ワキガ臭は、スパイスや鉛筆の芯、劣化したプラスチック、硫黄のようなにおいと表現されることが多いです。
匂ってない? 疲労臭をセルフチェック!
江越先生:ストレスや疲労の蓄積の他、アルコールを大量に摂取する人や、偏った食事で肝臓に脂肪がたまっている人は、肝機能が低下して疲労臭が出やすくなります。
下記に当てはまる項目がある方は、「疲労臭」が発生しやすいと考えられます。
- ストレスがたまっている人
- 疲労がたまっている人
- お酒をたくさん飲む人
- 偏った食事をとっている人
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