
ウェルネスフード
2025年3月18日
コーヒーを飲み過ぎすぎると起きやすい「4つの不調」とは?管理栄養士が解説 (2/3)
“コーヒーの飲みすぎ”が続くと、どうなる?
神原先生:コーヒーの飲みすぎが続くと、肌荒れやひどい口臭、腹痛、貧血などの悪影響を及ぼす可能性があります。
悪影響1 肌荒れ
カフェインの覚醒作用によって睡眠の量や質が下がり、肌荒れを引き起こすことがあります。
悪影響2 口臭
コーヒーが口腔内環境を変化させ、口臭の原因となることがあります。
悪影響3 腹痛
過敏性腸症候群の人は、コーヒーを飲むことで腸が刺激されて、腹痛が起こることがあります。潰瘍性大腸炎やクローン病などの人は、カフェインが腸を刺激し、血便を起こすこともあります。
悪影響4 貧血
コーヒーに含まれるタンニンは鉄の吸収を阻害するため、貧血を招く可能性があります。
高血圧、骨粗しょう症リスクを上げる危険性も
神原先生:コーヒーを飲みすぎることで、高血圧や骨粗しょう症など病気の発症リスクが上がる可能性があります。
肝臓の機能が低下している人が、長期間コーヒーを過剰摂取しつづけると、高血圧のリスクが上がる可能性があると言われています。
また、カルシウムの摂取量が少ない人は、カフェインの利尿作用によるカルシウムの排泄促進により、骨粗しょう症になる恐れもあります。
腎臓機能が低下している人は要注意!
神原先生:コーヒーにはカリウムが含まれています。健康な人がコーヒーを飲む分には大丈夫ですが、腎臓の機能が低下している場合は負担が大きくなるでしょう。
とくにインスタントコーヒーはカリウムが多いとされています。
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