
「赤ウインナーは体に悪い?」管理栄養士に聞いた。毎日食べても問題ないのか
昔ながらのお弁当やおつまみの定番として親しまれている「赤ウインナー」。鮮やかな赤色と独特の味わいで、子どもから大人まで人気があります。
しかし、一方で「赤ウインナーは体に悪い」「着色料などの添加物が多いから毎日食べるのは危険」といった声も耳にします。実際のところ、体に悪いのでしょうか。また、どれくらいの頻度で食べても大丈夫なのでしょうか?
医療法人社団 筑三会 筑波胃腸病院 理事長の鈴木隆二医師監修のもと、同病院所属の管理栄養士・西島 理衣さんの意見を聞きました。
赤ウインナーの正体。主原材料はお肉ではなく、実は「魚」
赤ウインナー、普通のウインナーと同じように「肉」から作られていると思っていませんか?
実は、昔ながらの赤ウインナーは魚肉を主原料にしているものが多いのです。
もちろん、豚肉や鶏肉を使ったり、お肉とお魚を混ぜた赤ウインナーもありますが、昔ながらの伝統的なものは「魚肉ソーセージ」に近い存在です。
普通のウインナーとの違い
商品によりますが、一般的なウインナーは豚肉や鶏肉を使っているのに対し、赤ウインナーは魚肉がメインです。
そのため、食感が少し違って、普通のウインナーに比べてあっさりした味わいなのが特徴です。
ほか、大きな違いは「赤色」。普通のウインナーは茶色っぽいですが、赤ウインナーは鮮やかな赤色になっています。
魚肉ソーセージとの違い
「じゃあ、魚肉ソーセージと同じじゃない?」と思うかもしれませんが、食感に大きな違いがあります。
魚肉ソーセージはデンプンや調味料を多く加えて、柔らかい食感に仕上げています。一方、赤ウインナーは腸詰めのような製法で作られているため、プリッとした歯ごたえがあります。
このあたりが、赤ウインナーと魚肉ソーセージの大きな違いですね。
赤ウインナーはなぜ赤い? 着色料は体に悪いのか
「赤ウインナーは体に悪い」という話を聞いたことがある人も多いと思います。確かに、赤い色を出すための着色料や、保存性を高めるための添加物が使われていることが多いです。
ただ、最近は安全性が確認された添加物が使われているので、昔ほど危険視する必要はないとも言われています。また、植物由来の色素で赤く色づけしたものも多く、気になる人はそちらを選ぶとよいでしょう。
とはいえ、塩分や脂質が多めなので、食べ過ぎには注意が必要です。
・塩分が多い → 高血圧リスク
・脂質が多い → 体重増加につながる
・発がんリスク → 加工肉の摂取量が増えるとリスク増大
赤ウインナーを毎日食べても問題ない?適量の目安
では、赤ウインナーを毎日食べても大丈夫なのか? これについては、「食べ過ぎなければOK」というのが答えになります。
加工肉はWHO(世界保健機関)が「食べ過ぎると健康リスクがある」と発表しているので、1日1~2本くらいが無難なライン。毎日食べるなら、野菜やタンパク質と一緒にバランスよく食べるのが大事ですね。
食べ過ぎるとリスクがあるのはどの食べ物も同じ。赤ウインナーに限った話ではありません。適量を守りつつ、上手に楽しみましょう!
監修者プロフィール
西島 理衣(管理栄養士)
千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡日帰り手術クリニック健診プラザ所属の管理栄養士。子どもから大人までの食育と栄養指導に携わり、「薬だけに頼らない健康づくり」をサポート。日常生活で実践しやすい食事アドバイスを得意としています。食事から始める健康づくりを、千葉柏駅前健診プラザでお手伝いします。
<Edit:編集部>