
五月病になったらやるべき5つのこと。今すぐできる「五月病の抜け出し方」 (1/2)
春の緊張が一段落し、ゴールデンウィーク明けから気分が沈む、やる気が出ない――そんな状態が続いていませんか? それはもしかしたら、「五月病」のサインかもしれません。
神谷町カリスメンタルクリニック院長の松澤美愛先生監修のもと、心と体を回復させるために今すぐできる5つのことをご紹介します。
① 生活リズムを“ゆるく”整える
新しい環境で無理に合わせすぎて、または大型連休の影響で、睡眠や食事が乱れていませんか? 体内リズムが崩れると、心の不調も引き起こしやすくなります。
まずは「夜はスマホを早めに置く」「毎朝、決まった時間に起きる」など、無理のない範囲でリズムを整えることから始めましょう。
Q.先生に質問!寝る前のスマホがリラックスタイムになっていますが、やめるべきでしょうか?
一日働いた心身は興奮状態。寝る前には、出来るだけリラックスをさせてあげることがとても大切です。ブルーライトが良くないとは言いますが、たとえそんなスマホでもリラックスになっているなら、やめなくても大丈夫!
ただし良い睡眠を取るためには、ルールを作りましょう。~〇時まで、〇分間だけなど自分の生活に合わせて決めましょう。少なくとも眠る30分前までにはスマホに“おやすみなさい”をするとよいでしょう。
② 頑張らない日を“あえて”作る
「やる気が出ない=ダメな自分」ではありません。
心が疲れている時は、意識的に“何もしない日”を作ることも大事な回復行動です。散歩だけ、昼寝だけ、推しを見て過ごすだけでもOK。
自分を責めずに、「充電中」と思ってゆるめてみてください。
Q.先生に質問! 仕事が激務で充電(回復)ができない環境です。すぐ辞めることができないのですが、凌ぎ方はありますか?
充電(回復)が出来ないほどの激務というのは心身ともに疲弊します。長く続けば病気にも繋がりかねません。あなたのために環境を変えることを一番におすすめします。
ただしそれまでの間の対応策ということであれば、たとえ長時間休むことが出来なくても1時間に1回、数分程度で良いのでストレッチや軽い運動、深呼吸、ご褒美タイム(お茶やお菓子)、好きな音楽を聴くなどをおすすめします。
リフレッシュはさぼりやただ休むことではありません。仕事の効率や気持ちの切り替えには大切な時間と考えて積極的に取り入れましょう。