ヘルス&メンタル
2025年6月10日

「闇が深い…」心が病んでいる人の特徴とその前兆、“ヤバい度”セルフチェック (3/3)

こんな状態は「心の闇」が蓄積している可能性! 病院に行く目安とは

以下の症状が1つでもあり、2週間以上続いている場合は、受診を強く検討しましょう。一時的な疲れではなく、心の病の大切なサインである可能性が高いです。

  • 生活や仕事に支障が出ている(出社できない・続けられない)
  • 楽しさや感情が感じられず、無気力が続く
  • 不眠、過眠など睡眠障害があり生活に支障が出ている
  • 食欲の大きな変化や体重の急増減
  • 「消えたい」といった希死念慮がある

心療内科やカウンセリングの予約がとれない、それまでどう凌げばいい?

かかりつけ医がいる場合にはまずはかかりつけ医を受診しましょう。かかりつけ医は日頃のあなたのことを良く知っているので、状態に合わせたアドバイスがもらえます。

また必要に応じて専門科を紹介してくれます。かかりつけ医がいない場合には自分を良く知っている信頼出来る人に話せる範囲で相談してみましょう。誰かに話すことで気持ちが軽くなる場合もあります。

ただしこれはあくまでも予約までの凌ぎ方、相手はプロではありません。予約を取ってしっかりと専門家へ相談をすることをおすすめします。

辛い時、「悩みを相談できる人」がいない。誰かに話を聞いてほしい…どう切り抜ける?

先生との相性が合わない……でも選べるほどクリニックがない……いい方法はある?

残念なことに、先生との相性が合わず治療が進まなかったり、途中で中断してしまうという例が多くあります。どんなに評判が良く、高い評価の先生のところにかかっても自分には合わないということもあるくらいです。

いくら医者と患者の関係とは言っても、人間対人間なのでどうしても相性があります。他に選べるところがない、またイチから探したり、予約を取るのが面倒、などの理由から我慢をして同じ先生にかかり続けるという方もいますが、無理のある関係の継続はおすすめ出来ません。通院や治療自体がストレスになり得る可能性があるからです。

必ずあなたと相性の合う先生がいます。信頼出来る先生を見つけることは、これから先の人生における保険のようなものです。すぐにではなくても、体の病気と同様に心の病気のかかりつけ医を見つけておくことをおすすめします。

監修者プロフィール

神谷町カリスメンタルクリニック院長
松澤 美愛先生

東京都出身。慶應義塾大学病院初期研修後、同病院精神・神経科に入局。精神科専門病院での外来・入院や救急、総合病院での外来やリエゾンなどを担当。国立病院、クリニック、障害者施設、企業なども含め形態も地域も様々なところで幅広く研修を積む。2024年東京都港区虎ノ門に「神谷町カリスメンタルクリニック」を開業、院長。精神保健指定医/日本精神神経学会/日本ポジティブサイコロジー医学会
URL https://charis-mental.com/
InstagramURL https://www.instagram.com/charismentalclinic

<Edit:編集部>

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