ヘルス&メンタル
2025年7月10日

【意外】5分で眠れる=過労状態かも!睡眠専門家が警告「NGな眠りのパターン」

寝付けないお悩みはよく聞きますが、一部には「目を閉じたら即眠れる」という羨ましい話も聞きます。しかし、そこには意外な問題が隠れているかもしれません。

リンナイ株式会社から出された「疲労と睡眠に関する意識調査」より、睡眠専門家・梶本修身先生が解説しています。

「ふとんに入って5分以内に眠ってしまう」は実はNG!

5~25分以下がもっとも正常である

眠るのにかかる時間(睡眠潜時)は「5分以上・25分以下」が正常範囲です。

布団やベッドに入って5分以内に眠るのは、疲れがたまって寝落ち、つまり気絶に近い状態にある可能性があります。

交感神経から副交感神経に切り替えるには、最低5分は必要だが……

通常眠っている状態は副交感神経が優位ですが、これを交感神経優位に変えるには0.3秒程度の時間で済むと言われています。

一方、交感神経優位の状態から副交感神経優位の状態に変わるには、通常、人間は最低5分はかかります。

5分以内に眠ってしまう=過労状態

5分以内に眠ってしまうということは、交感神経が優位である緊張状態を維持できないほど疲労しているということ。よく眠れているのではなく、過労状態であるという認識を持つ必要があります。

ほかこんな睡眠パターンもNG!

プロフィール

梶本修身先生

東京疲労・睡眠クリニック院長・医師・医学博士大阪外国語大学(大阪大学)保健管理センター准教授、大阪市立大学大学院医学研究科疲労医学講座特任教授等を歴任。産官学連携「疲労定量化および抗疲労食薬開発プロジェクト」では統括責任者を務める。著書「すべての疲労は脳が原因I・II・III」は累計20万部を突破するベストセラー。現在、「ホンマでっか!?TV」他、数多くのメディアで活躍中。

<Edit:編集部>