ウェルネスフード
2025年7月18日

酢玉ねぎ、食べ過ぎるとどうなる?どのくらいからが過剰摂取なの? (2/2)

酢たまねぎを食べ過ぎたときの対処法

まずは摂取を止め、消化の良いおかゆやスープ、白湯などで胃腸を休めましょう。コーヒー、炭酸、アルコール、辛いもの、冷たいものなどは胃に刺激を与えるので避けてください。

他の食べ物と一緒に食べることで中和することも良いです。

胃の調子がよくないときの対処法&消化がいい食べ物は。管理栄養士がチョイス

そして水分補給が重要です。酢や塩分の摂りすぎを中和し、体内のバランスを整えるためです。一気に大量に飲むのではなく、こまめに常温の水を摂るようにしましょう。

再開する場合は「少量から」「間隔を空けて」

症状が落ち着いたら、すぐに再開せず、数日休んだうえで、ごく少量から試すようにしてください。毎日の習慣にしたい場合は、1日大さじ1〜2杯程度を目安に、様子を見ながら調整するのが理想です。

万が一、上記の症状が改善されずお困りの場合には、胃腸薬や整腸剤などの市販薬をお試しいただくのも一つの方法です。どの薬を選べば良いか迷われる場合や症状が続く場合には、内科や消化器内科を受診されることをおすすめします。

体に良い酢たまねぎも、「ほどほど」が大切です。適量を守って、胃腸に負担をかけないよう継続していきましょう。

監修者プロフィール

柏木 宏幸先生

埼玉医科大学医学部卒業後、沖縄で初期臨床研修を修了。総合内科医としての土台を築いた後、消化器・内視鏡診療に深い歴史を持つ東京女子医科大学消化器病センターに入局。大学病院および複数の市中病院にて、消化器疾患および内視鏡診療の経験を積み重ねる。その後は訪問診療医としてがん終末期の在宅医療にも従事。多くの患者と向き合う中で、胃がん・大腸がんの早期発見と予防、内視鏡医療の普及に尽力することを決意。2023年4月には東京都豊島区にて『池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニック』を開業。地域に根ざした専門性の高い医療を提供し続けている。

<Edit:編集部>

1 2