
ヘルス&メンタル
2025年7月31日
ストレスホルモン「コルチゾール」が高い人の顔つきは?“見た目の変化”に出るSOSサイン (2/3)
ストレスホルモン「コルチゾール」とは?
コルチゾールとは、副腎(腎臓の上にある小さな臓器)から分泌されるホルモンで、主にストレスへの対処や体内の代謝調整に関わる重要な役割を持っています。その働きから「ストレスホルモン」とも呼ばれています。
本来は、私たちの身体がストレスを受けたときにそれに適応し、体を守るために分泌されます。ストレスホルモンなどと悪者のように思われがちですが、体にとって欠かせないホルモンでもあるのです。
コルチゾールの主な役割
・ストレスへの対処
心身が緊張状態やストレスを感じたとき、コルチゾールは血圧や血糖値を上げて「戦う or 逃げる」反応をサポートします。
・血糖値の調整
必要に応じてエネルギー源(ブドウ糖)を作り出し、脳や身体の働きを維持します。
・炎症の抑制
免疫機能を調整し、炎症を抑える作用があります。この働きから、医療現場では「ステロイド薬(合成コルチゾール)」として利用されることもあります。
・睡眠と覚醒のリズム調整
朝にコルチゾールの分泌が増え、夜に低下することで、体内時計のリズムを整える役割も担っています。
もしコルチゾールが慢性的に不足していると、以下のような不調が起きることがあります。
- 朝起きられない/日中ずっとだるい
- 血圧が低く、立ちくらみしやすい
- 食欲不振や体重減少
- 感情の不安定(うつ状態や不安感)
- ストレスに対する耐性が弱くなる
次:コルチゾールが高いと感じたとき、どうしたらいい?自分でできる対処法