ヘルス&メンタル
2025年9月26日

血液検査の数値は正常でも「脂肪肝」に…なぜ?医師が重要視する“異変ポイント”とは (2/2)

肝臓の「硬さ」を正確に測定できる「脂肪肝ドック」とは

「だからこそ、従来の血液検査やエコー検査に加えて、肝臓の『硬さ』を正確に測定できる『脂肪肝ドック』が必要になってきます。検査は寝たまま30分程度で終わります。40歳を過ぎたら人間ドックにぜひ追加頂きたいメニューです」(今城先生)

新百合ヶ丘総合病院では、MRI(磁気共鳴断層撮影装置)を用いた「MRエラストグラフィ(MRE)」を導入し、2016年に日本初となる「脂肪肝ドック」をスタートしました。肝臓に負担をかけている可能性のある方は、この機会に「脂肪肝ドック」を行うことがおすすめです。

監修者プロフィール

今城 健人 先生

百合ヶ丘総合病院 消化器内科 部⾧/福島県立医科大学 低侵襲腫瘍制御学講座 特任教授
2005 年、金沢大学医学部医学科卒業。平塚市民病院、横浜市立大学附属病院消化器内科勤務などを経て現職。日本肝臓学会専門医。日本消化器病学会専門医。日本超音波学会専門医・指導医・代議員。肝臓疾患全般、非アルコール性脂肪肝疾患診療、肝細胞癌治療(ラジオ波焼灼療法・カテーテル治療)を得意とする。

<Edit:編集部>

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