ウェルネスフード
2025年9月26日

にんにくを毎日食べる効果とは。食べ過ぎるとどうなる?メリット・デメリットと、栄養的に1番いい食べ方 (2/4)

にんにくチューブでも栄養ある?

栄養もあり、味のアクセントにもなるにんにくですが、いつも生にんにくを食べるのは大変ですよね。にんにくチューブを活用する人も多いかと思いますが、栄養面は同じなのでしょうか?

もちろんにんにくチューブでも栄養はありますが、生にんにくと比べると成分の残り方や働きに違いがあります。

にんにくチューブにもアリシンやビタミンB6などの栄養は含まれています。しかし生にんにくと比べると加工や保存の過程でアリシンの働きが弱まりやすいと考えられます。また、保存料や油分などが加わっていることもあります。

本格的に健康効果を期待するなら生にんにくのほうが有利といえるでしょう。

黒にんにくと普通のにんにく、何が違う?

ちなみに、一般的な白色のにんにく以外にも、黒いにんにくもあります。

黒にんにくは、生のにんにくを高温多湿の環境で数週間〜数か月熟成させたもの。見た目は黒く、ドライフルーツのような甘酸っぱい味わいになります。

黒にんにくはポリフェノールやS-アリルシステインといった抗酸化物質が増える一方、刺激の強いアリシンは減少します。そのため、黒にんにくは胃腸への負担が少なく、匂いも控えめで食べやすいのが利点です。

普通のにんにくは疲労回復や血流促進、殺菌作用など即効性のあるスタミナ食材として優れていますが、黒にんにくは抗酸化作用や免疫力向上、生活習慣病予防など長期的な健康効果が期待できる食品といえます。

次:にんにくを食べ過ぎると、どんなデメリットがある?

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