
ウェルネスフード
2025年9月26日
にんにくを毎日食べる効果とは。食べ過ぎるとどうなる?メリット・デメリットと、栄養的に1番いい食べ方 (4/4)
にんにくを控えたほうがいい人の特徴は?
にんにくは健康効果の高い食材ですが、人によっては注意が必要なケースがあります。以下のような特徴に当てはまる人は、食べ方や量に気をつけましょう。
気になる持病や薬を服用している場合は、医師に相談するのが安心です。
胃腸が弱い人・消化器系に不調がある人
にんにくは強い刺激を持つため、胃炎や胃潰瘍、逆流性食道炎などがある人は、少量でも胃痛や胸やけを起こしやすくなります。
手術を控えている人
にんにくには血液をサラサラにする作用があり、大量摂取すると出血が止まりにくくなるリスクがあります。手術前は医師から控えるよう指示される場合があります。
抗凝固薬などを服用している人
ワルファリンなど血液を固まりにくくする薬を使っている場合、にんにくの作用が重なり、出血リスクが高まる可能性があります。薬との相互作用に注意が必要です。
強いにおいや体臭を避けたい人
にんにくの匂い成分は体内に残りやすく、口臭や体臭に影響します。人と会う前や仕事の場面では控えたほうが安心です。
気になる「にんにくの口臭」…予防方法や対策あれこれ
まずは適量を守ることが一番の予防策。1日1片(約5g)程度なら匂いも軽く済みます。
とはいえガッツリ食べたいときもある。そんなときは、生にんにくよりも、炒める・煮るなど火を通すことで匂い成分が減りやすくなります。
また、事前に牛乳やヨーグルトなどの乳製品を食べておくのもひとつの手。乳製品に含まれる脂肪やたんぱく質が匂い成分を包み込み、匂いを少し抑えてくれます。
食べた後、にんにくの口臭を和らげる方法
緑茶やりんごを食べるなどさまざまな方法がありますが、「歯磨き+舌磨き」がオススメです。
にんにく成分は舌や口内に残りやすいため、舌も一緒にケアするのがポイントです。
監修者プロフィール
なかざわ腎泌尿器科クリニック
院長 中澤 佑介
金沢医科大学医学部医学科卒業。「患者さんに近い立場で専門的医療を提供したい」という思いで2021年、なかざわ腎泌尿器科クリニックを開設。2024年9月、JR金沢駅前に金沢駅前内科・糖尿病クリニックを開設。
<Text:編集部>