自律神経はなぜ乱れる?回復のために意識したい「1日の過ごし方」 (2/2)
セルフチェック! あなたの自律神経は乱れやすい?
では、ご自身の状態を客観的に見てみましょう。当てはまるものが多いほど、自律神経のバランスが乱れやすい生活習慣や体質かもしれません。
□ 寝つきが悪い、または夜中に何度も目が覚める
□ 朝、すっきりと起きられないことが多い
□ 日中、理由もなく体がだるい、または急に眠くなる
□ めまいや立ちくらみが時々ある
□ 季節の変わり目や天気が悪い日に不調を感じやすい
□ 肩こりや頭痛が慢性的にある
□ 食後に胃がもたれたり、便秘や下痢を繰り返したりする
□ ちょっとしたことでイライラしたり、不安になったりする
□ 運動習慣がほとんどない
□ 就寝直前までスマートフォンやPCを見ている
□ (女性の場合)月経前や更年期にあたる
朝・昼・夜におすすめ! 自律神経の整え方
今日から実践できるセルフケアをご紹介します。効果の感じ方には個人差があるため、ご自身にとって心地よいと感じるもの、続けやすいものから試してみてください。
【朝】体内時計をリセットし、活動モードへ
●起きたらすぐにカーテンを開け、日光を浴びる(1分~):曇りの日でもOK。光の刺激が体内時計をリセットし、セロトニンの分泌を促します。
●コップ1杯の水を飲む:睡眠中に失われた水分を補給し、胃腸をやさしく目覚めさせます。
●胸を開くストレッチ:深い呼吸を意識しながら胸を開き、体に新鮮な酸素を取り込みましょう。

【日中】交感神経の過剰な働きをクールダウンさせよう
●5分間の軽いウォーキング:昼休みに外の空気に触れるだけでも気分転換に。リズミカルな運動はセロトニンの分泌を助けます。
●深い呼吸を3回:仕事の合間に、椅子に座ったまま目を閉じ、「4秒吸って、8秒吐く」を意識。高ぶった神経を鎮めます。
●こまめな水分補給:水分不足は自律神経の乱れにつながることも。のどが渇く前に飲む習慣を。
【夕~夜】ゆったり休んでブレーキ役の副交感神経へバトンタッチ
●38~40℃のぬるめのお湯に15分ほど浸かる:熱すぎるお湯は交感神経を刺激します。リラックスできる湯温で心身の緊張をほぐしましょう。
●就寝1時間前からはデジタル断ち:スマホやPCのブルーライトは脳を覚醒させます。照明を少し落とし、読書や音楽で静かな時間を。
●快適な寝室環境を整える:光、音、温度、湿度を自分にとって快適な状態に保つことが、質の良い睡眠につながります。
自律神経以外の病気の可能性も! 「なんとなく不調」によくある原因とは
「自律神経の乱れ」と似た症状は、他の状態や病気でも起こります。自己判断は禁物ですが、受診の際の参考としてご覧ください。
更年期症状
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な特徴 | ほてり、のぼせ、異常な発汗 イライラや気分の落ち込み、不安感 特に40代後半以降の女性に多い |
| 関連する原因・状態 | エストロゲン(女性ホルモン)の分泌低下 |
| 受診を検討する科 | 婦人科 |
| ポイント | 更年期症状はホルモンの変化による自然な現象。ただし、症状がつらい場合はホルモン補充療法(HRT)などの選択肢もあるため、我慢せず専門医に相談を。 |
気象病・寒暖差疲労
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な特徴 | 雨の前や台風が近づくと体調が悪化する 気温差が大きい日に疲労感、頭痛、めまいなどを感じやすい |
| 関連する原因・状態 | 気圧、気温、湿度などの急激な変化により、自律神経が乱れる |
| 受診を検討する科 | 内科、耳鼻咽喉科(特にめまいや耳の違和感がある場合) |
| ポイント | 気象病は最近、注目が高まっている現代病のひとつ。耳の奥にある内耳のセンサーが気圧変化をキャッチして体に影響を与えるとも言われています。 |
他の疾患が隠れている場合
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な特徴 | 動悸だけが続く 喉の異常な渇き、急激な体重変化 局所的な症状が慢性的に現れる |
| 関連する原因・状態 | 甲状腺の疾患(バセドウ病、橋本病など) 糖尿病 心疾患など |
| 受診を検討する科 | 内科、各専門科(例:循環器内科、内分泌科など) |
| ポイント | 症状が絞られている場合は、大きな疾患の初期サインの可能性もあります。定期検診を受けたり、症状をメモして相談するのが第一歩。 |
自律神経の不調、受診すべきサインとは
セルフケアを続けても改善しない、または日常生活に支障が出るほどのつらい症状がある場合は、我慢せずに医療機関を受診してください。
以下の症状が見られる場合は、他の病気が隠れている可能性も考えられます。
- 安静にしていても動悸が続く、胸が苦しい、息切れがする
- めまいで意識を失いそうになる、または実際に失神した
- 急激な体重の増減(数ヶ月で5kg以上など)
- 高熱が続く
- 何をしても気分が晴れず、強い抑うつ状態が2週間以上続く
まずは内科や心療内科に相談するのが一般的です。女性の場合は婦人科、めまいが主症状なら耳鼻咽喉科という選択肢もあります。
監修者プロフィール
AGO global株式会社
湯山 卓(世界のアゴタク)先生
・日本小児口腔発達学会学会員
・ORFS口腔機能支援士(認定番号10800号)
・あご体操でうつがみるみる消えていく(河出書房)
・AGOメソッド創始考案者
https://www.agoglobal.co.jp/
<Text:外薗 拓/Edit:編集部>

自律神経を整える方法「1位」は?食べ物、運動、音楽、ストレスケア…どれ優先⁉







