朝カーテンをあけて水を飲む女性
ヘルス&メンタル
2025年10月6日

自律神経はなぜ乱れる?回復のために意識したい「1日の過ごし方」 (2/2)

セルフチェック! あなたの自律神経は乱れやすい?

では、ご自身の状態を客観的に見てみましょう。当てはまるものが多いほど、自律神経のバランスが乱れやすい生活習慣や体質かもしれません。

□ 寝つきが悪い、または夜中に何度も目が覚める

□ 朝、すっきりと起きられないことが多い

□ 日中、理由もなく体がだるい、または急に眠くなる

□ めまいや立ちくらみが時々ある

□ 季節の変わり目や天気が悪い日に不調を感じやすい

□ 肩こりや頭痛が慢性的にある

□ 食後に胃がもたれたり、便秘や下痢を繰り返したりする

□ ちょっとしたことでイライラしたり、不安になったりする

□ 運動習慣がほとんどない

□ 就寝直前までスマートフォンやPCを見ている

□ (女性の場合)月経前や更年期にあたる

朝・昼・夜におすすめ! 自律神経の整え方

今日から実践できるセルフケアをご紹介します。効果の感じ方には個人差があるため、ご自身にとって心地よいと感じるもの、続けやすいものから試してみてください。

【朝】体内時計をリセットし、活動モードへ

●起きたらすぐにカーテンを開け、日光を浴びる(1分~):曇りの日でもOK。光の刺激が体内時計をリセットし、セロトニンの分泌を促します。

●コップ1杯の水を飲む:睡眠中に失われた水分を補給し、胃腸をやさしく目覚めさせます。

●胸を開くストレッチ:深い呼吸を意識しながら胸を開き、体に新鮮な酸素を取り込みましょう。

バックオープナー(右)のやり方1 四つん這いで座り、右手を伸ばして体を開く

【日中】交感神経の過剰な働きをクールダウンさせよう

●5分間の軽いウォーキング:昼休みに外の空気に触れるだけでも気分転換に。リズミカルな運動はセロトニンの分泌を助けます。

●深い呼吸を3:仕事の合間に、椅子に座ったまま目を閉じ、「4秒吸って、8秒吐く」を意識。高ぶった神経を鎮めます。

●こまめな水分補給:水分不足は自律神経の乱れにつながることも。のどが渇く前に飲む習慣を。

ペットボトルの水で水分補給をする口元自律神経のバランスと「水分不足」の関係性とは?“正しい飲み方”を医師に聞いた

【夕~夜】ゆったり休んでブレーキ役の副交感神経へバトンタッチ

●3840のぬるめのお湯に15分ほど浸かる:熱すぎるお湯は交感神経を刺激します。リラックスできる湯温で心身の緊張をほぐしましょう。

●就寝1時間前からはデジタル断ち:スマホやPCのブルーライトは脳を覚醒させます。照明を少し落とし、読書や音楽で静かな時間を。

●快適な寝室環境を整える:光、音、温度、湿度を自分にとって快適な状態に保つことが、質の良い睡眠につながります。

自律神経を整える方法「1位」は?食べ物、運動、音楽、ストレスケア…どれ優先⁉ 

自律神経以外の病気の可能性も! 「なんとなく不調」によくある原因とは

「自律神経の乱れ」と似た症状は、他の状態や病気でも起こります。自己判断は禁物ですが、受診の際の参考としてご覧ください。

更年期症状

項目 内容
主な特徴 ほてり、のぼせ、異常な発汗
イライラや気分の落ち込み、不安感
特に40代後半以降の女性に多い
関連する原因・状態 エストロゲン(女性ホルモン)の分泌低下
受診を検討する科 婦人科
ポイント 更年期症状はホルモンの変化による自然な現象。ただし、症状がつらい場合はホルモン補充療法(HRT)などの選択肢もあるため、我慢せず専門医に相談を。

気象病・寒暖差疲労

項目 内容
主な特徴 雨の前や台風が近づくと体調が悪化する
気温差が大きい日に疲労感、頭痛、めまいなどを感じやすい
関連する原因・状態 気圧、気温、湿度などの急激な変化により、自律神経が乱れる
受診を検討する科 内科、耳鼻咽喉科(特にめまいや耳の違和感がある場合)
ポイント 気象病は最近、注目が高まっている現代病のひとつ。耳の奥にある内耳のセンサーが気圧変化をキャッチして体に影響を与えるとも言われています。

他の疾患が隠れている場合

項目 内容
主な特徴 動悸だけが続く
喉の異常な渇き、急激な体重変化
局所的な症状が慢性的に現れる
関連する原因・状態 甲状腺の疾患(バセドウ病、橋本病など)
糖尿病
心疾患など
受診を検討する科 内科、各専門科(例:循環器内科、内分泌科など)
ポイント 症状が絞られている場合は、大きな疾患の初期サインの可能性もあります。定期検診を受けたり、症状をメモして相談するのが第一歩。

自律神経の不調、受診すべきサインとは

セルフケアを続けても改善しない、または日常生活に支障が出るほどのつらい症状がある場合は、我慢せずに医療機関を受診してください。

以下の症状が見られる場合は、他の病気が隠れている可能性も考えられます。

  • 安静にしていても動悸が続く、胸が苦しい、息切れがする
  • めまいで意識を失いそうになる、または実際に失神した
  • 急激な体重の増減(数ヶ月で5kg以上など)
  • 高熱が続く
  • 何をしても気分が晴れず、強い抑うつ状態が2週間以上続く

まずは内科や心療内科に相談するのが一般的です。女性の場合は婦人科、めまいが主症状なら耳鼻咽喉科という選択肢もあります。

監修者プロフィール

AGO global株式会社
湯山 卓(世界のアゴタク)先生

・日本小児口腔発達学会学会員
・ORFS口腔機能支援士(認定番号10800号)
・あご体操でうつがみるみる消えていく(河出書房)
・AGOメソッド創始考案者
https://www.agoglobal.co.jp/

<Text:外薗 拓/Edit:編集部>

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