もしかして、あの人も?“自己愛が強すぎる人”に潜む心の病とは
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2025年10月31日

もしかしてあの人も?「自己愛が強すぎる人」に潜む心の病とは (1/2)

「なんだか話すたびに疲れる」「共感してもらえない」「いつも自分の話ばかり」。そんな“ちょっと扱いづらい人”が身近にいて、モヤモヤしたことはありませんか?

そうした言動の背景には、自己愛性パーソナリティ障害という心の問題がかくれていることがあります。一見すると自信に満ちた人のようでも、実は繊細で傷つきやすい一面を抱えているのです。

今回は、この障害の特徴や、そんな相手と上手に付き合うためのヒントを、平成かぐらクリニック院長・伊藤 直 先生監修のもとお届けします。

「自己愛性パーソナリティ障害」ってどんなもの?

自己愛性パーソナリティ障害は、「自分は特別な存在」「他の人より優れている」といった思い込みが強く表れる心の状態です。

自分の能力や立場を過大に評価しがちで、「芸能人と知り合い」「自分は何でもできる」といった言葉を口にすることもあります。

こうした言動の根底には、「他人から称賛されたい」「優越感を味わいたい」という強い欲求があります。そのため、つい自慢話が多くなったり、他人を見下すような発言をしてしまったりすることも。

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一方で、他人の気持ちを想像することが苦手で、知らず知らずのうちに相手を傷つけてしまうケースもあります。

また、「自分は特別だから理解されない」と感じて孤立することもあり、本人にとっても人間関係がストレスの原因になることがあります。

このように、外からは自信に満ちた人物に見えても、内面には不安や繊細さを抱えているのが、この障害の大きな特徴です。

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