ヘルス&メンタル
2025年12月4日

なぜ会話が嚙み合わない? ASD(自閉スペクトラム症)に見られる話し方の特徴 (2/2)

どうしたらいい? ASDの人とスムーズに会話するコツ

ASDの人に“改善を求める”のではなく、こちらの伝え方を少し工夫するだけで会話がスムーズになりやすくなります。

あいまいな表現を避け、意図を明確に伝える

曖昧な言葉は誤解のもとになります。「あとでやっておいて」よりも、「15時までにこの作業を終えてほしい」のように、内容・時間・目的を具体的に示すと伝わりやすくなります。

話題を変えるときは“明示する”

話題転換は、ほんの一言でスムーズになります。「話を変えますが」「次の話題なんですが」など、切り替えを明示することで、会話の流れが格段にわかりやすくなります。

反応を急がせない

ASDの人は「聞く → 理解する → 考える」に時間がかかることがあります。間が空いても慌てず、返事を待つほうがコミュニケーションが安定します。

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相手を変えるより、会話の“仕組み”を整えるほうが効率的

ASDの人とのやり取りでは、相手の話し方を変えようとするより、会話の形を整えたほうが早く、双方のストレスが減ります。

明確に、短く、順序だてて伝える。この3つを意識するだけで、会話の負担が大幅に軽くなることがあります。

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監修者プロフィール

神谷町カリスメンタルクリニック院長
松澤 美愛先生

東京都出身。慶應義塾大学病院初期研修後、同病院精神・神経科に入局。精神科専門病院での外来・入院や救急、総合病院での外来やリエゾンなどを担当。国立病院、クリニック、障害者施設、企業なども含め形態も地域も様々なところで幅広く研修を積む。2024年東京都港区虎ノ門に「神谷町カリスメンタルクリニック」を開業、院長。精神保健指定医/日本精神神経学会/日本ポジティブサイコロジー医学会
URL https://charis-mental.com/
InstagramURL https://www.instagram.com/charismentalclinic

<Edit:編集部>

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