歩幅が狭い人は要注意。腸腰筋が弱っているサインかも
「最近、歩くときに歩幅が小さくなった気がする」「階段で脚が思うように上がらない」──そんな変化を感じている人は、体の深部にある腸腰筋の弱さが関係しているかもしれません。
腸腰筋は、脚を前に引き上げる動きや姿勢の安定を支えるインナーマッスルです。歩く・走る・階段を上るといった日常動作では、無意識のうちに働いています。ここが弱くなると、脚が前に出にくくなり、自然と歩幅が狭くなってしまいます。
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<このページの内容>
歩幅が狭くなると、体には何が起こる?
腸腰筋がうまく働かない状態が続くと、次のような影響が出やすくなります。
・脚が上がりにくくなり、つまずきやすくなる
・腰や背中に負担がかかり、張りやすくなる
・姿勢が崩れ、反り腰や猫背につながりやすくなる
歩幅の変化は見た目以上に、体のバランスや動きの質に影響します。
簡単セルフチェック
次の動作を試してみてください。30秒でできる簡単なチェックです。

立った状態で、片脚の太ももを胸に引き寄せます。このとき、脚が重く感じる・スムーズに上がらない・骨盤がグラつく場合は、腸腰筋が十分に使えていない可能性があります。
改善のヒントは「鍛える+伸ばす」
腸腰筋は深層にある筋肉のため、意識しないと使われにくいのが特徴です。軽いもも上げなどで「使う感覚」を取り戻しつつ、ストレッチで縮みやすい筋肉をゆるめることで、歩幅や脚の動きが改善しやすくなります。
本記事は、パーソナルトレーナー・三原大和氏監修の記事内容をもとに再構成しています。腸腰筋の役割や詳しいトレーニング・ストレッチ方法については、下記の解説記事で詳しく紹介しています。
監修者プロフィール
パーソナルトレーナー
三原 大和(みはら やまと)
専門学校にてパーソナルトレーニングと人体の構造について体系的に学び、JATI-ATI(日本トレーニング指導者協会 認定トレーナー)や健康運動指導者など複数の資格を取得。卒業後は女性専用パーソナルジムにてトレーナーとしてのキャリアをスタートし、丁寧で寄り添う指導に定評がある。
また、10年以上にわたり自身が競技者として取り組んできたバドミントンの経験を活かし、スポーツパフォーマンス向上やジュニア指導にも精通。現在は大阪・高槻にある「パーソナルジムBREEZE」のトレーナーとして、ダイエットから機能改善、競技力向上まで、幅広いニーズに対応した指導を行っている。
保有資格:
JATI-ATI(日本トレーニング指導者協会認定)
健康運動指導者(健康・体力づくり事業財団)
<Edit:編集部>

腸腰筋を鍛えると体はどう変わる?役割・効果・鍛え方を専門家がわかりやすく解説







