毒親育ち、逆に「メンタルが強い」説はホント?医師監修 (3/4)
強さと傷つきやすさは表裏一体? "毒親育ちの強さゆえの生きづらさ"とは
毒親育ちの人が身につけた「強さ」は、生き延びるために必要なものでした。しかし、その強さが大人になってから別の形で生きづらさを生むことがあります。
頼ることができない
「自分でなんとかしなければ」という思いが強すぎて、人に助けを求めることができません。本当は限界なのに、弱音を吐けない。助けてほしいのに、その言葉が出てこない。頼るという発想が薄い人もいます。
その結果、心身ともに追い詰められてしまうことがあります。
また、「この人は何でも一人でできる」と思われることで、周囲からのサポートを受けにくくなるという悪循環に陥ることもあります。
自分の感情がわからない
長年感情を抑圧してきた結果、自分が何を感じているのかわからなくなっていることがあります。「悲しい」「寂しい」「怒っている」といった感情を認識できず、体の不調として現れることもあります。
自分の本当の気持ちがわからないため、何がしたいのか、何が幸せなのかもわからない。そんな空虚感を抱えている人も少なくありません。

常に緊張状態にある
危機管理能力が高いということは、裏を返せば常に警戒モードにあるということです。リラックスすることが苦手で、安全な環境にいても気が休まらない。
この慢性的な緊張状態は、自律神経の乱れや、不眠、頭痛、胃腸の不調などの身体症状につながることがあります。
親密な関係を築くのが難しい
他者の感情に敏感であることは、裏を返せば「相手に合わせすぎてしまう」ことでもあります。自分の意見や欲求を押し殺し、相手の期待に応えようとするあまり、対等な関係を築けないことがあります。
また、人を信頼することへの恐れから、深い関係になる前に自ら距離を置いてしまうパターンもあります。
「頑張りすぎ」が止められない
我慢強さや自立心は、ときに「頑張りすぎ」という形で自分を追い詰めます。休むことに罪悪感を覚え、常に何かをしていないと不安になる。自分に厳しすぎるあまり、燃え尽きてしまうこともあります。
幸せを感じることへの罪悪感がある
つらい環境で育った人のなかには、幸せを感じることに対して無意識の罪悪感を抱く人がいます。「自分が幸せになってはいけない」「いいことがあると、その後に悪いことが起きる」といった感覚です。
これは、幼少期に幸せな瞬間が長続きしなかった経験や、幸せそうにしていると親から攻撃された経験などが影響していることがあります。
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