2026年2月24日

父親が嫌いなまま育った人の特徴とは。どんな生きづらさが出やすい? (2/3)

4.自己肯定感が低い

父親が嫌いなまま育った人の特徴とは。どんな生きづらさが出やすい?

父親から認められなかった、褒められなかった、存在を否定されたという経験は、自己肯定感の低さにつながります。

「自分には価値がない」「何をやってもダメだ」「認められるはずがない」。こうした感覚が根底にあると、仕事で成功しても素直に喜べなかったり、褒められても信じられなかったりします。

とくに父親は、社会的な評価や達成と結びつきやすい存在です。父親から承認を得られなかったことで、「社会に認められるはずがない」という信念を持ってしまうことがあります。

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5.完璧主義・過度な努力

「認められたい」という満たされなかった欲求が、完璧主義や過度な努力として表れることがあります。

どんなに頑張っても満足できない、常に自分に厳しい、失敗が許せない。こうした傾向の背景には「完璧でなければ認めてもらえない」という無意識の信念があることがあります。

幼少期に父親の期待に応えられなかった経験や、何をしても認めてもらえなかった経験が、「もっと頑張らなければ」という強迫的な思考につながるのです。

6.人に頼ることができない

父親を頼れなかった経験から、人に助けを求めることが苦手になっていることがあります。

「どうせ頼っても無駄だ」「自分でなんとかしなければ」という信念が強く、限界まで一人で抱え込んでしまいます。これは一見「自立している」ように見えますが、孤立や燃え尽きにつながるリスクがあります。

また、頼ることに対して「弱みを見せる」「相手に借りを作る」といったネガティブな感覚を持っている場合もあります。

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7.恋愛で特定のパターンを繰り返す

父親との関係は、恋愛にも影響を与えます。以下はいくつかの典型的なパターンです。

●父親と似たタイプを選んでしまう

嫌いだったはずなのに、なぜか父親と似た特徴を持つ人を好きになる。これは心理学で「反復強迫」と呼ばれる現象で、未解決の問題を無意識のうちに再現しようとする心の働きです。

「今度こそうまくいくはず」という期待から、同じパターンを繰り返してしまいます。

●親密になることを避ける

人と深い関係になることに恐怖を感じ、距離が縮まると自ら離れていく。これは、父親との関係で傷ついた経験から、「親密さ=傷つく」という学習をしてしまった結果かもしれません。

●相手に過度に尽くす

認められたいという欲求から、相手に尽くしすぎてしまう。自分の欲求を後回しにし、相手の期待に応えることで愛情を得ようとするパターンです。結果として、対等な関係を築けず、疲弊してしまうことがあります。

●相手をテストする

「本当に自分を愛してくれるのか」を確かめるために、わざと困らせたり、試したりしてしまう。父親から安定した愛情を受けられなかった経験から、相手の愛情を信じられないのです。

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