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お風呂に入れば睡眠の質も上がる。疲れたカラダに効果的な入浴法をお風呂博士に聞いてみた(前編) (1/2)

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 スポーツ後の筋肉疲労や全身の疲れ、ちゃんとケアしていますか? 汗を流すために、とりあえずシャワーを浴びて済ませていませんか?

 心身ともにリラックスし、疲労回復をサポートしてくれるお風呂。あったかい湯に浸かって思わず出る「あ〜、極楽、極楽」というつぶやきは今も昔も変わりません。スポーツ後のボディケアのみならず、1日の疲れをリセットして翌日の元気をチャージするためにもお風呂で湯に浸かることは、科学的にも実証された理にかなったことなのです。

 そこで、1897(明治30)年に日本初の入浴剤を発売した老舗メーカー、株式会社バスクリンにお風呂と疲労回復の関係や、スポーツをする人におすすめの入浴剤について聞いてきました。

バスクリンのお風呂博士に聞く入浴と疲労回復の関係

 お風呂博士として各地で入浴・睡眠に関する講演を行い、TV・ラジオ出演のほか『お風呂の達人』など多数の著書があるバスクリン広報責任者の石川泰弘さんにお話を伺いました。石川さんは、スポーツ健康科学の博士号を持つ本物の博士でもあります。

 疲労回復には基本的に血液循環をよくすることがとても重要で、お風呂で湯に浸かることは肉体だけではなくメンタル面にもよい影響を与えるので、非常に健康につながってくると石川さん。スポーツやトレーニングで疲れたからサッとシャワーを浴びてすぐに寝たい! というときこそお風呂でぬるめの湯に浸かることが大切なのだとか。

「湯に浸かると、水圧で滞留している足などの血に圧がグッとかかって上にあがってきます。さらに水中では肺の容量も減るのでその分酸素を取り入れなきゃならなくなる。肺は空気を多く取り入れないともとのサイズに戻らないので、空気を取り入れることにあわせて心臓もよく動いて血が流れます。お風呂に入って湯に浸かると、こういうふうに血行が促進され、血液循環がよくなり疲労回復に役立つわけですね。また、湯に浸かると浮力による筋肉が弛緩されカラダが緩み、ぬるめの湯なら副交感神経が優位になってリラックスします。リラックスしないと疲労の回復はないので、疲れたなという日はぬるめで自分が『心地よい』と感じる温度の湯に入ることをおすすめします。体温よりちょっと高い38〜39度ぐらいですね」

 血液で運んでいるものには栄養があり、栄養がちゃんと行き渡らないとエネルギーが作れない状況に。さらに血液中はヘモグロビンとくっついている酸素も運んでいます。エネルギーを作るにはこれらが必要で、そういう意味でも血液循環をよくすることは疲労回復物質をカラダ中にめぐらせることになるのだそうです。

「夜ちゃんとお風呂に入ると体温があがって、あがった体温は必ず下がります。人間は体温が下がってくると眠くなるんですよ。お風呂に入ると血管も拡張するので熱放散もしやすくなります。あがった体温がスーッと下がる。お風呂に入ると疲れがとれるっていうのは、その後の眠りもよくなるからなんですね。だから眠りの質もあがりますよ」

疲労回復に効果的な入浴3ヵ条!

 入浴と疲労回復の関係が分かったところで、より効果的にお風呂に入る方法はあるのでしょうか。日本のアスリートだけじゃなく、入浴は海外のアスリートのリカバリーメニューにもあるとのこと。私たちが普通に入っているお風呂の入り方と違うの?

「アスリートのリカバリーメニューでは、冷たい水と温かい湯に交互に入る交代浴などがありますが、水道レベルでは意味がなくて15度とか13度ぐらいのかなり冷たい水に入らないとならない。家庭のお風呂でそれをやるのは難しいし、交代浴って意外と昔からあるメニューですが、本当にいいかっていうと、実はまだよく分かっていないんですね」

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