ダイエット効果に差が出るかも。運動に適した「痩せる時間帯」とは (2/2)

ダイエットに効果的な運動はこれ！

　ダイエットを成功させるには、比較的取り組みやすい運動を選び、適度に続けることがポイントです。激しい運動を毎日するのではなく、家事や仕事の都合がつくタイミングで、適した運動と時間を組み合わせるとよいでしょう。

　お金がかからない、またはリーズナブルな価格で行える運動としては、以下のものがおすすめです。

ジョギング・ウォーキング

　ジョギングやウォーキングは、手軽にはじめられる有酸素運動です。体にしっかり酸素を取り入れながら、脂肪を燃焼させる効果が期待できます。

　朝や夕方の時間帯や、20〜30分くらい時間がとれるときなど、自分のタイミングで継続しましょう。

ヨガ・ピラティス

　ヨガやピラティスは、全身の筋肉をバランスよく使用できるため、体温が上昇して基礎代謝もよくなり、むくみの解消になります。また、継続することで運動パフォーマンスの向上が期待でき、その結果ダイエットにもつながります。

　ちなみにヨガには、筋トレやストレッチの効果だけではなく、ポーズの種類や呼吸法によって、有酸素運動にもなります。また、精神面も安定し、暴飲暴食を防ぐ効果もあります。

　ピラティスには、自律神経を整えたり、血流を改善したり、体幹を鍛えるなどの効果もあります。食事の改善なども加えることでさらにダイエット効果が上がります。

室内エアロビクス、ダンス

　YouTube動画やオンラインレッスンで有酸素運動を行うのも、脂肪燃焼に効果的です。

フラフープ

　意外と大人もハマるフラフープ。場所があればすぐにできる有酸素運動です。腹斜筋や体幹、インナーマッスルを鍛えられ、基礎代謝や新陳代謝のアップも期待できます。ドタバタしない、安価で手に入る、リビングなどでも使えるということから、親子で楽しむ人も。

ライフスタイルに合わせたプランを持とう

　ダイエットのために適度な有酸素運動をする場合、「ちょっときついかな」と感じる程度の運動がおすすめです。軽すぎても、激しすぎても効果はそれほど期待できません。

　また、時間帯は、午前中もしくは夕方から夜がよいですが、ライフスタイルに合わせて無理なく設定しましょう。体質を改善してダイエットをサポートする、漢方を活用してみるのもおすすめです。

ダイエットサポートには漢方もおすすめ

　リバウンドしやすい方のダイエットには、体質を太りにくく痩せやすいものに改善することもポイントです。漢方薬には、「脂肪燃焼」「脂肪の吸収を抑える」「脂肪の排出を促す」効果を持つものがあります。

　体質が改善されると、余分な老廃物が体内に溜まりにくくなり、新陳代謝が促されます。また、自律神経が整うことで、ダイエット中のイライラや、ストレスでつい食べてしまうことなどを改善できます。

ダイエットにおすすめの漢方薬

防風通聖散（ぼうふうつうしょうさん）

　おなか周りについた脂肪を燃焼させやすくしたり、便秘を解消させたりします。むくみや肩こりにも用いられます。18種類の生薬からできており、肥満治療薬としても注目されています。とくに、体力があり、高血圧を伴う方に向いています。

大柴胡湯（だいさいことう）

　脂質代謝や便秘解消に働きかけます。とくに、中年以降、筋肉質で肥満気味、ストレス肥満でお悩みの方に向いています。8種類の生薬から構成され、脂肪の代謝サイクルを整える働きや、ストレスによる過食の改善に役立ちます。

　漢方薬を選ぶときに重要なのは、その人の状態や体質に合っているか、ということです。うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。どの漢方薬が自分に合うのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。オンライン漢方サービス「あんしん漢方」に、一度相談してみるのもいいでしょう。漢方に詳しい薬剤師が一人ひとりに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅まで郵送してくれます。

ライフスタイルに合わせたプランを持とう

参考：
厚生労働省　e-ヘルスネット

 ツムラ防風通聖散エキス顆粒（医療用）

ツムラ大柴胡湯エキス顆粒(医療用)

＜この記事を書いた人＞
相田彩
薬剤師。昭和薬科大学薬学科卒業。
総合リハビリテーション病院、精神科専門病院、調剤薬局に勤務するなかで、漢方薬が使用される症例の多さと、体質や症状に適した漢方を使用することの重要性を実感する。漢方薬の力をより多くの方に広めるために、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選び、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」で情報発信をしている。
●あんしん漢方（オンラインAI漢方）：https://www.kamposupport.com/

＜Edit：編集部＞