ヘルス&メンタル
2024年8月4日

災害級の暑さが引き起こす「体への深刻なデメリット」とは (1/2)

静岡市では40度を記録するなど、猛暑を通り越して酷暑、いや災害級の暑さとなっている今年の夏。もはや「クーラーはつけたくない」「電気代が」などと言っていられない気温です。

熱中症対策のためにも必要不可欠になるクーラーですが、外はめまいがするほどの暑さなのに、室内はキンキンに冷えていることはありませんか?

室温と外気温の気温差が3度以上あると、自律神経が乱れ、疲労や頭痛につながることもあります。とはいえ冷房は欠かせない……というわけで、知っておきたい対処法を、テレビ東京「主治医が見つかる診療所」レギュラー出演中の、イシハラクリニック副院長・石原新菜先生に伺いました。

その気温差が、自律神経の乱れにつながる

室温は26~27度でエアコンの温度を設定し、ひんやり快適なものの、外に出ると35度を超える気温。その温度差こそが、「自律神経の乱れ」というカラダに大きな負担をかける原因になります。

外回りの仕事で外と室内に出入りする頻度が多い人は要注意です。 1〜2時間ごとなど短時間で気温差が3度 以上違うと、疲労や頭痛などが起こりやすくなります。

さらに1日の最高気温と最低気温の差が7度以上あると、気分もうつっぽくなるなど、カラダにだけでなく心にも不調が生じやすいとされています。

今年は特に暑く、外気温が35度を超える日が多いと予想されていることからも、このような変化に悩まされる可能性が高いと考えられます。

そこで石原先生は、以下の3つの対策をおすすめしています。

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