辛い時、「悩みを相談できる人」がいない。誰かに話を聞いてほしい…どう切り抜ける? (1/4)
辛い時に悩みを相談できる人がいないのは、本当にきついです。職場やプライベートで相談相手がいないとき、どうすればいいのでしょうか。また、そもそも「誰にも相談できない悩み」はどうしたらいいのか。
辛いときに一人で悩みを抱えるのは、とても苦しいことです。そんな状況でも、自分の心を少しでも軽くするための方法を探っていきたいものです。
うまい対処法はあるのか、医師で日本産業衛生学会 専門医・指導医、厚生労働省委託事業「働く人のメンタルヘルスポータルサイト『こころの耳』」作業部会委員長の野﨑卓朗さんに聞きました。
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誰かに話を聞いてほしい! まずどこに相談するとよいか
どうしても誰かに話を聞いてほしい、でも身近に相談できる人がいない。そんなときに、頼れる場所や手段を考えてみましょう。
匿名で利用できる無料相談窓口
「誰にも知られずに相談したい」という場合には、自治体やNPOが提供する無料の相談窓口がおすすめです。
24時間対応のものも多く、話すだけでも気持ちが軽くなることがあります。厚生労働省の「困った時の相談方法・窓口」で自分に合った相談先を見てみるとよいでしょう。
メール形式での相談は、対面や電話が苦手な人に適しています。自分のペースで話せるため、緊張しやすい人でも利用しやすいです。
また、文章にすることで悩みを整理できる効果も期待できます。
オンラインの悩み相談サービス
最近は、LINEやスマホアプリで気軽に相談できるカウンセリングサービスが増えています。料金はかかりますが、対面よりは費用が抑えられる場合が多いです。
コミュニティ型のオンラインフォーラム
SNSや掲示板には、悩みを共有できる匿名のコミュニティがあります。
たとえば…
・SNSのコミュニティ
・LINEのオープンチャット
・悩み相談を受け付けているメディア(ラジオやブログ、相談サイト、音声配信サービス) など
ただし、利用する際は信頼できるプラットフォームを選びましょう。また、悩みに対する愚痴やネガティブな情報が溢れているコミュニティは避けたほうがよいでしょう。
職場や学校の相談窓口
学校や職場に設置されている相談窓口(産業カウンセラーや人事部)を利用するのも一つの方法です。話を聞く以外にも、解決策やサポートを提案してもらえる場合があります。
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