忍者めし
ウェルネスフード
2025年5月20日

忍者めしのダイエット効果とは?カロリー・糖質の比較、食べていい量を医師に聞いた

ダイエッターのおやつに選ばれている、UHA味覚糖の『忍者めし』。硬くて噛みごたえのあるハードグミで、満腹感が得られやすいところが魅力です。

パッケージにも書かれている「忍者式ダイエット 忍者めし」とは、本当にダイエットに向いているのか? 脳外科医で美容外科専門医の近藤 惣一郎先生に聞きました。

忍者めしのダイエット効果や成分、他のグミとの違いなど、丁寧に掘り下げていきます。

ずばり…「忍者めし」はダイエットに向いていますか?

忍者めし

近藤先生:「ダイエット中のおやつに、向いていると思います。咀嚼することはダイエットに良く、アゴを鍛えられるためフェイスラインをすっきりさせる作用も期待できます。そして、脂質0で低カロリー。さらにグミのため、コラーゲンも摂れます。美容を意識したダイエット中のおやつとして、『忍者めし』は優れていると言えるでしょう」

「忍者めし」がダイエットにいい理由

忍者めし 粒

よく噛むことで、満腹感アップ&血糖値をコントロール

忍者めしは非常に硬いため、1粒で30〜50回以上噛むことが推奨されます。実際に忍者めし(ラムネ)を1粒食べたところ、60回~70回噛んでようやく飲み込めました。

咀嚼により満腹中枢が刺激されると、食べすぎ防止に繋がる可能性があります。また、よく噛むことで糖の吸収が緩やかになり、血糖値の急上昇を抑えることにもつながります。これはダイエットや糖質管理を重視する人にとって大きなメリットです。

噛むことでアゴを鍛え、小顔効果も期待

硬いグミをしっかり噛むことで、顎周りの筋肉「咬筋」などが鍛えられます。これにより顔のフェイスラインが引き締まり、小顔に見える効果が期待できます。

脂質ゼロ&低カロリー&コラーゲン入り

脂質0g、1粒6.6kcalで低カロリー、コラーゲン入りという栄養バランスは、ダイエット中の間食にぴったり。満足感と美容を両立できます。

噛むダイエットのメリット

咀嚼回数を増やすことで、食欲ホルモン(グレリン)の分泌を抑える効果が報告されています。噛む習慣を身につけるための「トレーニング食品」として活用することも可能です。

「ガムを噛む」がダイエットに繋がる3つの理由。ロッテの研究結果から分かったこと

忍者めしのカロリーと成分をチェック【ぶどう味・ラムネ味・梅かつお味】

忍者めし ぶどう味・ラムネ味

内容量 20g(1袋)
エネルギー 66kcal
たんぱく質 2.0g
脂質 0g
炭水化物 16g
食塩相当量 0.01g
1粒あたりのカロリー 約6.6kcal(1袋10粒入り)

ぶどう味とラムネ味は成分表が同じ。ぶどう味は芳醇なぶどうの甘さ、ラムネ味は爽快感ある甘さ。

忍者めし 梅かつお味

内容量 20g(1袋)
エネルギー 63kcal
たんぱく質 2.7g
脂質 0g
炭水化物 14.7g
食塩相当量 0.4g
1粒あたりのカロリー 約6.3kcal(1袋10粒入り)

梅かつお味は、さっぱりとした梅と魚介の旨味がクセになる和風テイスト。

忍者めし1粒あたり:約7kcal

忍者めしは脂質ゼロで、1粒約7kcal。硬い食感のため、1粒を30回以上噛む必要があります。

忍者めしと他のグミで、栄養成分を徹底比較

グミの栄養成分(1袋あたり)

※表は右へスクロールできます

商品名 内容量 エネルギー 脂質 炭水化物 食塩相当量
忍者めし 20g 66kcal 0g 16g 0.01g
男梅グミ 38g 121kcal 0.74g 22.62g 2.28g
果汁グミ 54g 179kcal 0g 41.4g 0.02g
ピュレグミ 56g 192kcal 0g 45.6g 0.144g
一般的なグミは、忍者めしの2~3倍の内容量です。このため、1袋を食べてしまうと、塩おにぎり1個程度(約170kcal)のカロリーになってしまいます。

また、内容量が多いと、炭水化物量(糖質+食物繊維)も多くなります。糖質は摂りすぎると血糖値の急上昇や脂肪蓄積の原因になる可能性もあります。忍者めしが1袋20gというのも、ダイエット面で見ると食べ過ぎ防止になりよいと言えそうです。

グミの栄養成分(1gあたり)

※表は右へスクロールできます

商品名 エネルギー 脂質 炭水化物 食塩相当量
忍者めし 3.3kcal 0g 0.8g 約0.0005g
男梅グミ 約3.18kcal 約0.019g 約0.59g 0.06g
果汁グミ 約3.31kcal 0g 約0.76g 約0.0003g
ピュレグミ 約3.42kcal 0g 約0.81g 約0.002g

1g単位で見ていくと、カロリー・炭水化物が一番低いのは「男梅グミ」でした。意外とカロリーに大きな差はなくどれも3kcal程度で、脂質は全体的にほとんどありません。男梅グミで気になるのは塩分。1日の食塩摂取量目安は、男性7.5g未満、女性6.5g未満のため、1袋食べると約30%に相当するため、食べる量には注意が必要です。

参照商品情報:忍者めし(ぶどう)/UHA味覚糖、男梅グミ/ノーベル、果汁グミ(ぶどう)/明治、ピュレグミ(グレープ)/カンロ

通常のグミとどう違う?忍者めしの食感比較

商品名 食感の硬さ 特徴
忍者めし 非常に硬い アゴを鍛えるレベルのハードグミ
男梅グミ ハード 忍者めしと並ぶハード系の代表
ピュレグミ やや弾力あり 中間的なハードさ
果汁グミ 柔らかい 子ども向け、ジューシーな果実感

忍者めしは、ハードグミの中でもトップクラスの硬さを誇ります。しっかり噛むことで自然と食べるスピードが遅くなり、食べ過ぎ防止につながります。

さらにハードな「忍者めし鋼(ハガネ)」は少し大きめ

「忍者めし 鋼」は、通常の忍者めしよりさらにハードな噛みごたえを追求した特別版。アゴへの負荷が高く、「噛むトレ」や集中力アップを目的に開発された商品です。

8の字型で通常版の忍者めしよりも大きいサイズで、噛み応えもたっぷり。グレープ味やマスカット味などが展開されていて、カロリーは1袋146kcalです。

忍者めしのように硬い!他のおすすめグミ

忍者めし以外にもハードグミはあります。通常のグミよりもカロリー控えめでハードなため、食べる量をコントロールしやすく、ダイエット中の「噛むおやつ」としておすすめです。

商品名 特徴
男梅グミ/ノーベル しょっぱい風味と硬さが特徴
リセットレモングミ/UHA味覚糖 強酸味+ハード食感
カンデミーナ/カンロ コラーゲン含有&しっかり弾力

「ハードグミ」はコラーゲン量が多い?

グミに使われるゼラチンはコラーゲン由来です。特に水分量が少なく密度の高いハードグミは、コラーゲンが多く含まれやすい傾向があります。

ダイエット中の「忍者めし」食べていい量&噛む回数

食べる量の目安

1日1袋(約20g)まで。食事と食事の間、小腹が空いたときの補食として食べましょう。

噛む回数の目安

1粒あたり30〜50回以上噛むのが理想。ゆっくり噛むことで血糖値の急上昇も防げます。アゴの筋肉トレーニングにもつながり、小顔効果の一助になる可能性もあります。

【二重あご解消】ガムを噛むことでフェイスラインが引き上がる可能性

【FAQ】「忍者めし」に関するよくある疑問

忍者めしはダイエットに効果がありますか?

噛む回数が多いため満腹感を得やすく、食欲抑制や血糖値のコントロールに役立つ可能性があります。ただし、食べすぎには注意が必要です。

忍者めしは1日何粒まで食べても大丈夫?

目安は1日1袋までです。噛む回数を意識してゆっくり摂ることで、満足感が得られます。

忍者めしに含まれるコラーゲンは美容に効果的?

グミにはコラーゲンが含まれています。即効性はありませんが、継続して摂取したり、他の食品と組み合わせたりすると、美容にも効果的に作用します。

忍者めしは「噛むダイエット」の心強い味方

忍者めしは、低脂質・コラーゲン入り・超ハードな噛みごたえという特長から、ダイエット中のおやつに適した食品と言えるでしょう。合わせて男梅グミもカロリーや糖質が少ないため、ダイエット中におすすめです。しかし、食べ過ぎると塩分過多になってしまうため、注意が必要です。

ハードグミで噛む習慣が身につけば、満腹感や間食コントロールにもつながります。また、血糖値コントロールやアゴ筋肉の活性化による小顔効果、さらには美容面でのコラーゲン補給と、さまざまな角度から美容や健康をサポートしてくれます。

忍者めしは現代の「賢い間食」の選択肢のひとつになると言えそうです。

※商品の成分に関する情報は、2025年5月19日執筆時点の情報です。
※本記事は医師の監修を受けて作成しています。実際の食生活への導入は、ご自身の体質や健康状態に応じて判断してください。

▼参考
農林水産省:塩分の摂りすぎに注意
忍者めし(UHA味覚糖)

監修者プロフィール

美容外科 SO グレイスクリニック院長
近藤惣一郎

近藤惣一郎医学博士(京都大学)
ロンリー侍ドクター
日本脳神経外科学会専門医
日本美容外科学会(JSAS)専門医
1988年 京大医学部卒
若返り専門の美容外科医。美は健康の上になり立つという理念のもと、正しい食生活・運動習慣・ダイエットに関する知識が豊富で、自らもダンサーとして、プロフィッシングアナングラー(DAIWA)として、若さとナイスボディを保ち続ける。自らも忍者グミ愛好者。
Instagram:https://www.instagram.com/kondo.soichiro/

<Edit:編集部>