
ウェルネスフード
2025年6月2日
体にいい油、悪い油。結局どれならいいの?管理栄養士が「2つ」選んでみた (1/2)
健康志向が高まる中、スーパーやネットでも『体にやさしい油』が数多く並ぶようになりました。でも、選び方を間違えると、かえって体に負担をかけてしまうことも。
「体にいい油って、実際どれを選べばいいの?」
「オリーブオイルやアマニ油、どう使うのが正解?」
今回は、栄養士の神原李奈先生に、日常生活で役立つ油の選び方や使い方の工夫、気をつけたいポイントを教えていただきました。
少し見直すだけで、便通サポートや肌トラブルの予防にもつながるかもしれません。
「体にいい油」ってどんな油? カギは“脂肪酸の種類”
油は大きく分けて「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分類されます。
このうち「不飽和脂肪酸」は、体内のバランスを整える働きがあるとされており、コレステロールや血圧が気になる方の間でも注目されています。
飽和脂肪酸って体に悪いの?
肉やバター、ラードなどに多く含まれる「飽和脂肪酸」は、過剰に摂取すると悪玉コレステロールが増えやすいと言われています。
とはいえ、日本人の平均的な食事量であれば、極端に避ける必要はないと考えられています。大切なのはバランスです。
栄養士おすすめ1「オリーブオイル」
ここからは、注目の2つの油「オリーブオイル」と「アマニ油」について、それぞれの特長とおすすめの使い方をご紹介します。
オリーブオイルは毎日の食事に取り入れやすい定番オイル
オレイン酸を多く含むオリーブオイルは、さまざまな健康維持に役立つ成分が含まれています。
● おすすめポイント
- 便通をサポート
- 抗酸化成分(ポリフェノール・ビタミンE)による美容サポート
- 血行促進作用で冷えのケアにも
オリーブオイルには、食後血糖値の上昇を緩やかにする働きがあるという研究報告もあります。食事の満足感を高めつつ、食べ過ぎを防ぎやすいのも嬉しいポイント。
● 加熱もOK! 調理の幅が広がる
オリーブオイルは、加熱しても栄養が大きく損なわれにくく、炒め物やスープなどにも使えます。
● エクストラバージンを選ぶのがコツ
「エクストラバージンオリーブオイル」は、ポリフェノールやビタミンEが豊富です。
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