ライフスタイル
2025年8月15日

サンダルの靴ずれが痛すぎる!夏に靴ずれが増える理由と、早く治すコツ[医師監修] (1/2)

サンダルを履く機会が増える夏の時期、多くの人が靴ずれを経験します。夏は汗や湿気で皮膚が柔らかくなり、摩擦に弱くなるうえ、サンダルは素足で履く場合が多いため、足の皮膚が直接サンダルの素材と擦れることで、靴ずれができやすくなります。靴ずれの原因や症状、対処法について、よしき銀座クリニック院長 吉木伸子先生にお話を伺いました。

夏に靴ずれが増える理由とは?

「靴ずれの主な原因は、足のサイズと靴のサイズが合っていないことや、履き慣れていない靴を長時間履き、靴と足の皮膚が繰り返し擦れることです。症状は主に、赤みや腫れ、擦り傷、皮むけ、水ぶくれなどで、親指の付け根、足の甲、かかと、小指など、靴と直接触れる部分に起こります」(吉木先生)

夏場は特に汗や湿気で皮膚が柔らかくなり、摩擦に対して敏感になります。さらに、サンダルやミュールなど、素足で履く機会が増えることで、皮膚が直接靴の素材と接触し、靴ずれを起こしやすくなるのです。

靴ずれができてしまった時の対処法

靴ずれができてしまった場合、適切な対処が重要です。まずは患部を清潔にし、無理に皮を剥がしたりせず、そのままの状態を保ちましょう。

水ぶくれができている場合は、潰さずにそのままにしておくことが大切です。水ぶくれの中の液体は、傷の治癒を促進する成分が含まれているため、自然に吸収されるまで待ちましょう。

また、靴ずれ部分への刺激を避けるため、絆創膏を貼り、靴との摩擦や刺激から患部を守ることが大切です。

皮膚科医が解説する靴ずれケア法

「摩擦が続くと水ぶくれや皮膚の剥がれ、擦り傷を作ることも。靴ずれのケアにおススメなのは『ハイドロコロイドの絆創膏』です。ハイドロコロイド素材のパッドは、かさぶたを作らず新しい皮膚がきれいに再生するのを促し、靴ずれの治癒を早めます。また、靴ずれによる『痛みの軽減』効果もあり、貼ることで患部がしっかり保護され、歩行時の刺激や摩擦から守ります」(吉木先生)

従来の絆創膏とは異なり、ハイドロコロイド素材は傷口を適度な湿潤環境に保つことで、自然治癒力を高める効果があります。これにより、痛みを軽減しながら、きれいに治すことができるのです。

首につける「アイスリング」、本当に涼しくなるの?感想レビュー&サーモカメラ調査も紹介!

次:さらにしっかり治すための「重要ポイント」とは

1 2