
あまり食べてないのに太るのはなぜ?トレーナーが語る「納得の理由4つ」 (1/2)
そんなに食べてないのに、なぜか体重が減らないどころか増えている。
ダイエット経験者なら一度は感じたことがある、この“謎現象”。実はそこには、ちょっとした体のメカニズムや生活習慣のクセが隠れているんです。
パーソナルトレーニングジム STUDIO KOMPAS(スタジオコンパス)のトレーナー・山岸慎さんが、“太るワケ”を4つに分けて解説しています。
なぜ?あまり食べてないのに太る原因とは
「あまり食べてないのに太る」には、きちんと理由があります。ホルモン、筋肉、運動量、そして“食べてないつもり”の思い込みです。
1. ホルモンバランスの乱れ
ストレスや睡眠不足、食生活の乱れは、ホルモンバランスを大きく乱す要因です。ホルモンはエネルギー代謝や食欲にも関わるため、乱れると「食べてないのに太る」状態に。
ホルモンバランスを整えるためには、以下を心がけましょう。
- 質の良い睡眠を取る
- 野菜・タンパク質・炭水化物をバランスよく摂る
- 軽い運動で自律神経を整える
これらを習慣化することで、乱れたホルモンバランスの改善につながる可能性があります。
性ホルモンをコントロールする薬(ピルなど)を使用している場合、ホルモンが乱れているわけではなくても、太りやすいと感じることがあります。
2. 筋肉量が少ない
筋肉は「カロリーを燃やす炉」のような存在。筋肉量が少ないと、消費カロリーが少なくなり、あまり食べてなくても太ることがあります。
さらに、筋肉量が少ないということは、日常生活での運動量や身体への負荷が少ないということ。これは、日常生活の中で身体活動の不足が顕在化していると言えます。
3. 運動不足
筋肉が少ないこととも重なりますが、「動かないこと」そのものが太りやすさの大きな原因です。「運動量が少ない=消費カロリーが少ない」なので、太る原因に直結します。
運動量が少ない場合、エネルギーの利用に関わるホルモンの働きが弱まる可能性も。
4. “食べてない”の思い込み
「今日はあまり食べてない」と思っていても、実際に記録してみると意外と摂取していることは多いもの。アプリなどを活用して、摂取カロリー、タンパク質、脂質、炭水化物の量を正確に計測してみましょう。
「あまり食べていない」というのは主観的な基準であり、実際の食事内容とは異なる場合があります。
アプリという客観的な基準で食事を記録すると、見える化され、「自分の食べ方のクセ」や食生活を正確に把握できるでしょう。
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