ウェルネスフード
2023年6月20日

ゆで卵と目玉焼き、どっちがダイエット向き?管理栄養士に聞いてみた

ヒヨコが成長するために必要な栄養素が詰まった卵は「完全栄養食」とも呼ばれ、良質なタンパク質や脂質、ビタミンやミネラルなどをバランスよく含んでいます。

スーパーやコンビニなどで安価で手に入り、手軽にたんぱく質を摂れることから、筋トレやダイエット中におすすめの食材として人気です。

そんな卵ですが、ゆで卵ひとつとっても半熟、固ゆでがあり、調理の種類も目玉焼きや卵焼き、卵がけごはんなどさまざまです。卵のパワーを余すことなく糧とするため、おすすめの食べ方や食べるタイミングなどにはあるのでしょうか。

Japanマラソンクラブで走り方や食事指導を行なう管理栄養士の深野裕子さんに聞いてみました。

ゆで卵と目玉焼き、どっちがダイエット向き?

どちらでもOKだが、腹持ちがいいのは固ゆで卵 

基本的に好きな食べ方で問題はありませんが、消化がいいのは目玉焼きなど加熱したもの。トレーニング後に速やかにタンパク質を補給したいときは、火を通した卵レシピがおすすめだそう。

逆に、ダイエット中の空腹を押さえたい場合は、固ゆで卵が良いようです。「ゆで卵でもしっかり噛めば少量で満足感が得られ、腹持ちがいい」と深野さん。

「食べ方は、自分が食べやすい方法でOKですし、加熱すると消化・吸収がさらによくなります。体脂肪の増加が気になる方や体脂肪を増やさず筋量を増やしたい、体脂肪を減らしたいという方は、調理時に油を使わないゆで卵や、テフロン加工のフライパンを使うなど、できるだけ油を控えた調理方法を選んでください」(深野さん)

卵のたんぱく質は、調理による損失は少量です。しかし食べる量が多かったり、油で調理すると消化・吸収時間は長くなります。

[監修者プロフィール]
深野祐子(ふかの・ゆうこ)
管理栄養士・ジョギングインストラクター。Japanマラソンクラブでインストラクター兼フードアドバイザーとして市民ランナーに向け走り方の指導や食事の指導を行なう。
【Japanマラソンクラブ公式サイト】https://www.jmcrun.com/

※本記事はMELOSで公開された記事「筋トレやダイエットに最適な“卵”の実力&栄養素を徹底解説。高たんぱく質の理由、1日に何個まで、食べ方[栄養士監修]」を再編集したものです。

<Edit:編集部/Text:京澤洋子(アート・サプライ)>