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2026年7月22日

暑さ対策の新常識!手のひらを冷やす「ハンドアイシング」の効果とは (1/2)

熱中症対策というと、水分補給や塩分補給を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。実は、暑さで火照った体をクールダウンするうえで、意外と見落とされがちなポイントが“手のひら”を冷やすことです。

熱中症患者がもっとも増えるのは、7月下旬から8月上旬。まさに今が一年でもっとも注意したい時期です。

そこで今回は、熱中症に詳しい新百合ヶ丘総合病院 救命救急センター センター長の伊藤敏孝先生に、水分・塩分補給に加えて意識したいポイントと、今日からすぐできる体の冷やし方「ハンドアイシング」について、くわしく教えていただきました。

熱中症の搬送者は7〜8月がピーク

熱中症は今の時期にこそ注意が必要。総務省消防庁の発表によると、2025年7月の全国の熱中症による救急搬送人員は3万9,375人にのぼり、調査を開始した2008年以降で3番目に多い数となりました。

熱中症環境保健マニュアルによると熱中症患者の発生ピークは7月下旬から8月上旬とされています。暑さが本格化したこの時期は、毎日のクールダウンを意識しておくと安心です。

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「水分・塩分」に加えて意識したいこと

熱中症対策の定番は水分補給や塩分補給ですが、伊藤先生はもうひとつのポイントを挙げます。

「熱中症への備えは“水分補給”“塩分補給”に加えて“体を冷やす”ことも有効です。体を冷やすためには、冷房が効いた場所への避難や、氷などで手を冷やすといった行動が効果的です」(伊藤先生)

水分と塩分を“補う”ことに加えて、上がってしまった体温そのものを“下げる”こと。この視点をあわせて持っておくとよさそうです。

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なぜ“手のひら”なのか。カギは「AVA血管」

では、なぜ手のひらなのでしょうか。実は手のひらには、体温を効率よく下げる特別な血管が集まっています。それが「AVA血管(動静脈吻合/どうじょうみゃくふんごう)」です。

「手のひらや足裏、顔の頬には、動脈と静脈を結んで体温を調節する『AVA血管』があります。AVA血管は普段は閉じていますが、体温が高くなると毛細血管の約1万倍もの血液を流して熱を放出します。手のひらを冷やすと、冷えた血液が全身をめぐり、効率的に体温を下げることができるのです」(伊藤先生)

額や脇を冷やすのと同じように、手のひらを冷やすのも理にかなっているというわけです。

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