9nine・村田寛奈「いろんな習い事をしていたので、体を動かすのは昔から得意だった」(前編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#17 (1/3)
スポーツにガチで打ち込んだ経験を持つアイドルに、その思い出や競技の魅力について語ってもらうインタビュー連載「アイドルと、スポーツと、青春と。」。
今回登場するのは、9nineの村田寛奈さん。ダンスが得意で、ときに振り付けも担当する彼女の原点には、幼少期に習ったクラシックバレエや器械体操、ジャズダンスでの学びがあったそうです。
前編では、バレエを始めたきっかけなどについて聞きました。
生まれたときからタコみたいに体が柔らかかった
——幼少期にバレエや器械体操を習っていたとのことですが、どちらを先に始めたんですか?
先に始めたのはバレエです。確か、3歳から6歳くらいまで教わっていました。両親いわく、生まれたときからタコみたいに体が柔らかくて、昼寝をするときも両足を広げて前かがみで寝ていたそうです(笑)。
——バレエをやっていた頃のことで覚えていることはありますか?
私は兵庫県の六甲山の出身なんですけど、山奥の小さな公民館で練習していました。先生と生徒3人くらいの教室だったかな。クラシックバレエを習っていたんですけれど、なぜか側転したたり、倒立をさせられたり(笑)。
——少し特殊な練習法ですね。
はい。でもちゃんとバーがあったし、レオタードも着て練習していました。バレエの発表会にも出ていましたよ。
——当時はバレリーナになりたいと思っていたんですか?
母から言われたから練習していたので、そう思ったことはなかったですね。そんな心持ちだったからか、母とダンスのショーを観に行ったときに同世代の女の子たちが踊っていたのに影響を受けて、そっちがやりたいって(笑)。
——それからダンススクールに通い始めたんですね。バレエの経験がダンスに活きたと感じたことはありますか?
もちろんあります。バレエをやっていたからこそ、体幹が安定していて、姿勢を綺麗に保つことができました。初心者がつまづくハードルを無意識で超えられたんだと思います。あと、ダンスでも体が柔らかいのは大事なので、それも良かったですね。
——ダンスは体が柔らかくないとできないものですか?
硬くてもできないことはないですが、先生は口すっぱく「体を柔らかくしろ!」って言っていました。体が柔らかいだけで動ける範囲は広くなりますし、足は上がれば上がるほど綺麗なシルエットになるので。