2019年6月17日

東京2020オリンピック「聖火ランナー」、本日17日より募集受付スタート!応募の方法や条件、資格は?

 いよいよ開催が来年に迫った東京2020オリンピック。国を代表して戦う選手たちの卓越した技術も見どころですが、我々も参加できる可能性がある、「聖火ランナー」について気になっていた方も多いことでしょう。

 ついに本日6月17日から、聖火ランナーの募集が開始されています。

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パートナー企業や都道府県から応募可能

 東京 2020 オリンピックでは、日本コカ・コーラ、トヨタ自動車、日本生命、日本電信電話(NTT)の4社が、東京 2020 オリンピック聖火リレープレゼンティングパートナーを務めることが決まっていますが、本日スタートした聖火ランナーの募集受付についても、上記4社、そして各都道府県から行うことが可能です。

 それぞれの受付期間は、以下の通りです。また各企業による、公式サイトは本記事の末尾に記載していますので、チェックしてみてください。

【受付期間・企業等】
・6 月 17 日(月)~8 月 31 日(土):日本コカ・コーラ株式会社
・6 月 24 日(月)~8 月 31 日(土):トヨタ自動車株式会社、日本生命保険相互会社、日本電信電話株式会社(NTT)
・7 月 1 日(月) ~8 月 31 日(土):各都道府県実行委員会

 一番早いのは、本日から受付をスタートした日本コカ・コーラ。以降、1週間後の24日(月)に残る3社が、そしてさらに翌週の7月1日(月)からは、各都道府県実行委員会にて、受付がスタートします。

▲第1弾となるコカ・コーラ

 注意点として、応募は各応募先に1回ずつ可能。最大1人5回可能です。各都道府県とありますが、複数の都道府県実行委員会への応募はできません。

気になる応募資格は?

 応募資格ですが、まずは2008年4月1日以前に生まれた人。ただし、2020年3月1日(聖火リレー開始月の初日)時点で、18歳未満の場合は、保護者の同意が必要となります。

 また、原則として、現時点または過去に居住していたことがあるなど、走行を希望する各都道府県にゆかりがあることも必要です。

 宗教的・政治的メッセージの流布や、公職にある人の参加はできないのでご注意を。なお、今回の募集は日本人に限ったわけではなく、国籍は問われていません。聖火ランナーの決定発表は、2019年12月以降に実施されるとのことです。

聖火ランナーユニフォームは、あのデザイナーが担当

▲半袖シャツ、短パンの上下セット

 また、すでに聖火ランナーのユニフォームも明らかになっています。デザインは、白を基調に、赤いラインがたすき掛けに入ったもの。

▲長袖シャツ、長ズボンの上下セット

 一人ひとりの聖火ランナーによって紡がれた1本の希望の道が、聖火によって照らされ、オリンピック本番へ向かっていく様が、胸の中央にあしらわれた「東京 2020 オリンピック聖火リレーエンブレム」を起点に、大会ルックの市松模様を介して、背中のオリンピックシンボルにつながるようにデザインされているそうです。

 また、斜めがけのデザインは、神事に起源を持ち、日本で開催されるリレーで伝統的に使用される襷(たすき)をモチーフとしており、日本らしさと同時に聖火リレーに対する敬意と大会成功への祈念が込められています。

▲人気ファッションブランド「 N.HOOLYWOOD」の尾花大輔さん  ⒸKeiichi Nitta(ota office)

 聖火ランナーのユニフォームを担当したのは、人気ファッションブランド「N.HOOLYWOOD」の尾花大輔さん。

 尾花さんは同ユニフォームのデザインについて、「聖火リレーとは、それぞれの方のいろいろな思いと一緒に『繋いでいく』リレーと解釈しております。そして、この日本では『復興五輪』というテーマを大切に掲げ、被災地からのスタート。おそらく、日本に届くまでの聖火には、世界の皆さんからも、励ましや激励などの思いも一緒に届くと思います。このユニフォームのデザインには、日本古来の和装や駅伝などでも使われる襷をモチーフに、世界と人々の思いを『繋げる襷』という、大きな役割が込められています」とコメントを寄せています。

<Text:辻村/Photo:Tokyo2020 提供>