2019年6月3日

東京五輪マラソン代表選考レース「MGC」の出場者・コース決定。神野大地「1発逆転、サヨナラ満塁ホームランを」 (1/2)

 日本陸上競技連盟は6月3日、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)出場選手の発表会見を行いました。MGCとは9月15日に都内で実施される男女のマラソン大会のこと。2020年 東京五輪のマラソン日本代表(男女各3名)のうち、男女各2枠がこのMGCで決定します。会見には日本陸連の瀬古利彦さん、MGC出場者の神野大地選手らが登壇してトークセッションを行いました。

▲青山学院大学時代に箱根駅伝で活躍し、“山の神”と評された神野大地選手

出場者、コースなどレース概要が明らかに

 MGCに出場するのは男子31名、女子12名。大会の優勝者は2020年 東京五輪のマラソン日本代表に内定し、また2位か3位でも「MGC派遣設定記録」を突破した最上位者なら代表に内定します。オリンピック出場を賭けた、非常に重要な選考レースと言えるでしょう。

▲マラソン日本代表の選考の流れ

 男子は午前8時50分に、女子は同9時10分に明治神宮外苑のいちょう並木をスタート。日本橋、浅草・雷門、銀座、芝公園、皇居の二重橋前といった各所をまわる、東京五輪とほぼ同じコースが予定されています。

▲MGCのコース。新国立競技場からスタートしない点をのぞけば、東京五輪とほぼ同じ

 神野大地選手のほか、大迫傑選手、設楽悠太選手などの実力選手がひしめき合う男子マラソン。一体、どんなレース展開になるのでしょう? マラソン強化戦略のプロジェクトリーダーを務める瀬古利彦さんも「レース展開が読めません。正直、誰が勝つか分からない」と苦笑いします。

▲日本陸連でマラソン強化戦略のプロジェクトリーダーを務める瀬古利彦さん

山の神の秘策とは?

 テレビでは男子マラソンをTBS系列が、女子マラソンをNHK総合が生中継します。TBSのキャスターを高橋尚子さんが、NHKの解説を野口みずきさんが務めるとあり、会見では瀬古さん、神野選手を含めた4人のトークセッションが行われました。

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