なぜ?あまり食べてないのに太る「原因」とは。ダイエット中の食事ルールも
なぜ? あまり食べてないのに太る原因
原因1 ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れることで、エネルギー代謝に影響を及ぼし、あまり食べてないのに太る原因につながります。
ホルモンバランスを整えるためには、以下を心がけましょう。
- 質の良い睡眠を取る
- バランスの良い食事を摂る
- 適度な運動をする
これらを習慣化することで、乱れたホルモンバランスの改善につながる可能性があります。
性ホルモンをコントロールする薬(ピルなど)を使用している場合、ホルモン乱れているわけではなくても、太りやすいと感じることがあります。
原因2 筋肉量が少ない
筋肉量が少ないと、消費カロリーが少なくなり、あまり食べてなくても太ることがあります。
さらに、筋肉量が少ないということは、日常生活での運動量や身体への負荷が少ないということ。これは、日常生活の中で身体活動の不足が顕在化していると言えます。
原因3 運動量が少ない
上述の「筋肉量が少ない」と同じですが、「運動量が少ない=消費カロリーが少ない」。太る原因につながります。
運動量が少ない場合、エネルギーの利用に関わるホルモンの働きが弱まる可能性もあります。
原因4 食べていないという基準の曖昧さ
アプリなどを活用して、摂取カロリー、タンパク質、脂質、炭水化物の量を正確に計測してみましょう。「あまり食べていない」というのは主観的な基準であり、実際の食事内容とは異なる場合があります。
客観的な基準を設けることで、食生活を正確に把握できるでしょう。
ダイエット中の食事ルール
1日3食バランス良く食べる
食事と食事の間が長く空いてしまうと、次の食事を摂った時に血糖値が急上昇しやすくなり、太りやすくなってしまいます。
ポイントを押さえれば、しっかり食べても痩せられます。食事の回数は減らさず、1日3食きちんと食べましょう。
タンパク質を摂る
タンパク質は3大栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)の中で、1番脂肪に変わりにくい栄養素です。そのため、タンパク質の食べる量を多くして、その分炭水化物や脂質を控えるだけで、食べる量を減らさなくても自然と太りにくい食事になります。
ただ、「あまり食べてないけれど太る」という方は、そもそも栄養摂取のバランスが崩れている事が多いです。その場合、高タンパク食に偏らせると、状況は変わりにくく、悪循環のスパイラルに陥る可能性と誤った知識の定着の可能性があります。
「タンパク質に偏った食事を摂る」のではなく、「タンパク質量が不足する事を第一に気をつけて、脂質&炭水化物も適量摂取に努める」のが良いでしょう。
GI値が低い食品を選ぶ
血糖値の急上昇を抑制するために、GI値の低いものを選ぶと良いでしょう。そもそも、GI値とは、食品を摂取したときの血糖値の上昇スピードを数値化したものです。
▼低GI値食品
- そば
- スパゲッティ
- りんご
- グレープフルーツ
- ブロッコリー
- きのこ類
- 葉野菜
- 牛乳
- チーズ
- 無糖ヨーグルト
よく噛んでゆっくり食べる
食べるスピードもポイント。よく噛んでゆっくり食べるだけでダイエットにつながります。
食べるスピードが速いと、消化吸収も速くなります。そのため、血糖値が急上昇しやすくなる・満腹と感じる前に食べ過ぎてしまうといったことが起こります。
よく噛んでゆっくり食べることで、消化吸収がゆっくりになり、血糖値の上昇も緩やかに。さらに少ない量でも満腹感を得やすくなるので、太りにくくなります。
▼参考
日本補完代替医療学会誌/5 巻 (2008) 2 号
監修者プロフィール
トレーナー
山岸 慎
2011年からトレーナーとして、モデル・アーティスト・俳優のサポートを行う。現在はJリーガーなどトップアスリートをはじめ、運動初心者まで様々な身体レベルの方のトレーニング指導を行なっている。所有資格NSCA-CSCS。
・パーソナルトレーニングジム STUDIO KOMPAS渋谷南平台
・ストレッチリラクゼーションサロン ESL(エッセンシャル ストレッチ ラボ)
<Edit:編集部>