インタビュー
2018年1月25日

「スキルは大切。だけど踊りで誰かを感動させることはもっと大切」バーレスク東京のトップダンサーが語る魅了的なダンス(前編) (1/2)

 義務教育でダンスを必修とする学習指導要領の改訂が公示されてから10年(全面実施は、小学校は2011年度、中学校は2012年度から)。昨年末のNHK紅白歌合戦では、“バブリーダンス”が話題となった大阪府立登美丘高校ダンス部のメンバーたちがお茶の間を沸かせましたが、彼女たちは義務教育でダンスをやってきた世代。

 ただ、教育現場にダンスが取り入れられる以前も、ダンスが好きな女の子たちは個人で踊ったり、友だちとグループを作って練習したりと、ダンスを楽しんできました。そんな女の子たちが大人になってダンサーやエンターテインメント・パフォーマーになることも珍しくありません。

 東京・六本木にあるショークラブ「バーレスク東京」のトップダンサー、Nonさんもその一人。小学生のころに「モーニング娘。」のすべての楽曲の振り付けをコピーし、現在は、東京・六本木にあるショークラブ「バーレスク東京」のトップダンサーの1人として活躍するNonさんに、ダンスにかける思いや、美容法までお話を伺いました。

小学生時代は「モーニング娘。」の楽曲を全曲コピー

 大学生時代はモデルとしてファッションショーに出演していたNonさん。これまでに、AKB48やTUBEをはじめとする有名アーティストたちのバックダンサーを務め、舞台女優として演劇やミュージカルでも活躍してきました。バーレスク東京に入ってからは、ショーに出演し、「バーン」というダンス演目ではセンターを担当しています。

 バーレスク東京は、ステージとランウェイを持つ劇場で、きらびやかに着飾った女性ダンサーたちが、欧米の映画の中に出てくるような華やかなダンスショーを繰り広げます。ステージではダンスをはじめ、歌や芝居など趣向を凝らしたエンターテインメントが繰り広げられます。

 バーレスク東京のトップダンサーとして活躍するNonさん。ダンス歴は12年にもなるそうです。これまでヒップホップから始め、ジャス、ストリートジャス、ガールズヒップホップ、ロックダンス、ソウル&ワックなど多彩なジャンルのダンスを習得。「お仕事もさせていただくなかで、さまざまなジャンルを踊ります」というNonさんですが、「子どものころは、ダンスを習うのは、芸能人がやる特別なことだと思っていました」と回想。ダンススクールに入ったキッカケも、中学校3年生のときに友だちが通い始めたので一緒に通うことになったから、と偶然だったそうです。

 そんなNonさんですが、もともとはダンスが大好きな女の子でした。小学生のころには、「モーニング娘。」の楽曲の振り付けをすべてコピーするほど。

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