2025年4月8日

繰り返す「かかとのひび割れ」を本腰入れて治す方法[皮膚科医監修] (2/3)

なぜ? かかとがひび割れてしまう原因

本間先生:かかとがひび割れてしまう原因として、「乾燥」「ターンオーバーの乱れ」「刺激」といったことが影響していると考えられます。

それぞれ詳しく解説していきましょう。

原因1 乾燥

皮膚の乾燥が進行すると、角質が硬くなります。この状態でかかとに体重をかけたとき、皮膚が伸びずにひび割れてしまいます。

乾燥肌・かかとのケア不足・加齢(30歳~)・血行不良などの人がなりやすいです。

原因2 ターンオーバーの乱れ

ターンオーバーが停滞すると、古い角質が剥がれずに蓄積されて、厚く硬いかかとになります。結果、乾燥が進行してひび割れることがあります。

また、古い角質は水分保持力が低下するため、保湿をしても肌に馴染まず、乾燥が進行してしまいます。

こちらも乾燥肌・かかとのケア不足・加齢(30歳~)・血行不良などの人がなりやすいです。

原因3 刺激

「かかとが擦れる」「過度な刺激が加わる」など、外部からの刺激が強い場合、バリア機能が低下して、ひび割れを起こしやすくなります。

仕事や運動などでかかとを突く動作が多い人も、ひび割れしやすいです。以下の特徴がある人は注意が必要です。

・軽石で擦るなどのケアをやりすぎている
・サイズが合わない靴を履いている
・剣道や柔道などかかとに負担がかかる動作が多い

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